『ミッドナイトスワン』『クソ野郎と美しき世界』などの製作を手掛けてきた CULEN にて、新作映画『サバカン SABAKAN』を製作が決定!
番家一路(子役)を主演に、原田琥之佑(子役)、尾野真千子(『台風家族』)、竹原ピストル(『永い言い訳』)、貫地谷しほり(『総理の夫』)、そして草彅剛(『ミッドナイトスワン』)が出演、日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』に続く愛の物語となります。
監督・脚本は、本作が映画初監督となる金沢知樹(萩森淳と共同脚本)。TBS ドラマ「半沢直樹」(2020 年)など、主にテレビ・舞台の脚本や演出を手掛けてきた俊英です。新鋭監督と演技派俳優陣による素晴らしいアンサンブルが実現し、完全オリジナル脚本作『サバカンSABAKAN』の製作が決定、2021 年8月から9月にかけて、風光明媚な長崎県を中心に撮影が行われました。
1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでることになった二人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く、《ひと夏》のみずみずしい物語です。コロナ禍の中で社会の分断が進む中、80 年代という時代を通して映し出される、貧しさの中にある人の温かさと優しさに触れる作品として、すべての大人たちの魂を揺さぶる「あの頃の僕たちに背中を押される」物語です。
<コメント>
■番家一路(ばんかいちろ)(子役)
「僕の初めての映画撮影サバカン。初めての長崎。撮影が始まると監督が謎の足いたで車椅子でした。「感情が入っていない」とよく怒られました。が、3 歩歩くと忘れてしまうのでまた怒られました。でも監督は諦めず僕に気持ちを入れてくれました。猫背もほめてくれました。この夏僕は、いろいろな優しくてこわくて面白い人達に出会え、楽しかったです。」
■原田琥之佑(はらだこうのすけ)(子役)
「毎日があっという間でした。監督と初めて会ったときに共通の話題で盛り上がって
何でも話せたので、演技をするのが恥ずかしくなかったです。お芝居は初めてだったからドキドキしてましたが途中からすごく楽しくなってきてクランクアップの前の日は寂しい気持ちになりました。竹本役を演じて思ったのは自分は一人っ子なので妹や弟達がとても可愛く思えてとても幸せでした。恥ずかしいけど沢山の方に見て欲しいです。」
■尾野真千子
「夫と子供達とワイワイ言いながら、笑顔が絶える事なく撮影できて嬉しかったです!どんなアドリブも自然にできて本当の家族のようなあったかいシーンになった気がしました。大変だったのは長崎弁でした!でも、楽しかったです。」
■竹原ピストル
「“たった”と言えば、たった二日間の撮影への参加でしたが、物語の中に身も心もどっぷりと漬かり、充実した、楽しい時間を過ごさせていただきました。役柄においても現実においても、かけがえのない、キラキラとした時間を過ごしているであろう“息子達”を心から愛しく思いながら演じたつもりです。観て下さった方の過去に、現在にそっと寄り添い、そして未来に射す明かりをふんわりと感じていただけるような、そんな作品だと思います。」
■貫地谷しほり
「長崎の撮影現場に入ったら金沢監督の現場だからこその明るい光景が拡がっていました。そこに住んでいるかのような子供たち。伸び伸びとしているみんなの様子に感動しました。懐かしい宝物のようなあの頃がギュッと詰まった映画です。脚本を読んで胸が熱くなりました。早くスクリーンで観るのが楽しみです!」
■草彅剛
「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな。」
■金沢知樹監督
「監督を務めさせていただいた金沢です。今回の「サバカン」。撮影の舞台は僕の出身でもある、長崎県の長与町という田舎町です。物語は創作でありながら、自分の幼い頃の体験や、登場人物にもほぼモデルがいます。撮影期間は自分の過去を巡るような、そんな不思議な感覚で過ごしました。そして、コロナ過での撮影でしたが、出演者、スタッフをはじめ、街の方々にもたくさん支えていただきながら無事に撮影を終えることが出来ました。たくさんの感謝を込め仕上げの作業に励みます。」