フランソワ・ジラール監督最新作『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』が今週 12 月 3 日(金)より全国公開。このたび解禁となったのは、主人公 2 人の中年期を演じたティム・ロスとクライヴ・オーウェンのインタビュー映像。
原作小説「The Song of Names」の著者ノーマン・レブレヒトは主人公 2 人のことを「一心同体ともいえるほど親しい相手がいたのに、その人物が突然姿を消したとしたら、まるで自分の半身を失ったような状態で、それを探し出すことに人生のすべてを費やすかもしれないね」と語る――。忽然と姿を消した天才ヴァイオリニストのドヴィドル役をクライヴ・オーウェンが、35 年の年月を経ても彼を探し出そうとするマーティン役をティム・ロスが演じる。
堂々たる実力を誇りハリウッド映画界のいぶし銀俳優として名を馳せるティム・ロスは、演じたマーティンを「僕」と呼び、もはや自分自身と混同しながらその心情とキャラクターの背景を解説していく。
「弟のように愛したドヴィドルが突然、姿を消してしまうんだ。僕が演じる大人になったマーティンは、楽譜を売りながらドヴィドルのうわさを耳にする。僕は嬉しくなって彼を探しにいく。ドヴィドルが姿を消してすでに 35 年が経っている。僕は別れの悲しみからすでに立ち直っていたけど、ドヴィドルへの愛と怒りを再び抱くことになる」
一方、天才ヴァイオリニストのドヴィドルを演じたクライヴ・オーウェンは客観的な視点からストーリーを解説する。「この一家のもとにいきなり現れた少年は、まれな才能で人々の注目を集める。それがマーティンとの関係に影響する。物語のテーマは兄弟関係、音楽、そして信仰の選択。とても重要で感動的な映画だよ」
さらにヴァイオリン初挑戦に関して悪戦苦闘しながらも最高のチャレンジで楽しかったと語る。
「僕はこれまでにヴァイオリンに触れたこともなかった。素晴らしい先生がついてくれていろんなことを教えてもらった。何時間もかけて特訓したが、かなり大変だったよ。人の 30 年分の業績を僕が表現するわけだからね」
方やラフなポロシャツのティムと、方やイギリス紳士風セーターでダンディズム溢れるクライヴ。それぞれの性質を表したファッションにもご注目ください。
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『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』
12 月 3 日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開
配給:キノフィルムズ © 2019 SPF (Songs) Productions Inc., LF (Songs) Productions Inc., and Proton Cinema Kft