女性から圧倒的な支持を得る芥川賞作家・綿矢りさが、高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった小説「ひらいて」が、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督・首藤凜による脚本・監督にて映画化。少女たちの切実で、熱く、ゆがんだ恋物語が全国絶賛公開中!
この度、 本作よりメイキング映像が解禁。
2週間という怒涛のスケジュールで行われた本作の撮影。ついにクランクアップし「毎日が闘いだった」と撮影を振り返る山田杏奈と首藤凜監督の元へ、作間龍斗と芋生悠が花束を持ってサプライズで登場!二人からの思いがけない演出に驚きを隠せない山田と監督。そして山田からも監督へ花束が贈られた。
さらに、メイキングカットも解禁!愛という役を理解できず悩みながら撮影に臨んだ山田。緊張感が張り詰めた現場だったが、時折、撮影の合間には笑顔も見せながら、首藤監督と二人で愛を作り上げていった。
また、そんな愛が一方的に思いを募らせるたとえを演じた作間は、まだ演技経験が浅いにもかかわらず、微妙なニュアンスを操りながら難しい役どころを見事に表現し、観客からはその演技に絶賛の声が後を絶たない。「役の中に自分らしさも少し残した」と語っている作間の、カメラ越しに微笑むにこやかな表情も。
さらに、美雪を演じた芋生はその役柄について「愛を哀れむことはしたくない。私が愛ちゃんのことを一番分かっている、一番深い愛を愛ちゃんに対して持っている」と語り、現場では共演者やスタッフへ細かい気遣いをみせていたという。それぞれの思いが複雑に絡み合う歪な三角関係を演じた三人だったが、現場ではそれぞれ役に葛藤しながらも、お互いを思い合う和やかな雰囲気が感じられる。
©綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会