セリーヌ・シアマ監督作品『トムボーイ』が新宿シネマカリテほかにて9/17(金)より劇場公開。
『トムボーイ』の主人公は、引っ越し先で「ミカエル」と名乗り、新たに知り合った友人たちとの間で男の子として過ごそうとするロール。
この度解禁となった予告編では、新しい街で同年代のリザから名前を尋ねられ「ミカエル」と答える姿や、新たな仲間たちに迎えられる様が描かれている。夏休みの間、新しい仲間と過ごす新しい自分。サッカーや海での遊びを楽しんだり、妹ジャンヌの協力のもと襟足を整えたり、ミカエルとして過ごすことに余念がなかったが、そんな日々も長くは続かない。ある日母親に「みんなに男の子だと言っていたの?」と詰め寄られてしまう…。
「女の子が男の子になりすますという物語は、長いこと私の頭の中にありました」とセリーヌ・シアマ監督は本作の構想について語る。また、「映画のもたらす複雑な感情の部分と対照的に、太陽を感じさせるような作品を作りたいと思っていた」述べている通り、スリリングながらも、眩しく瑞々しいシーンの数々が切り取られている。
(C)Hold-Up Films & Productions/ Lilies Films / Arte France Cinéma 2011