1956年にアメリカで発表されて以来、ハリウッド映画に多大な影響を与え、60年以上経つ今でも色褪せぬ伝説の小説「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)が待望の映画化、『夏への扉 ーキミのいる未来へー』がいよいよ今週、6月25日(金)に公開。
主演を務めるのは興業収入57億円を突破した『キングダム』の大ヒットの記憶も新しい、今最も輝く俳優・山﨑賢人。本作では罠にはめられ、すべてを失いながらも、大切な人を救うために30年の時を超える科学者・高倉宗一郎を演じる。共演には、孤独に生きてきた宗一郎にとってかけがえのない存在・璃子役に2021年度前期放送のNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」にてヒロイン役となる清原果耶。30年後に目覚めた宗一郎の手助けをする人間にそっくりなロボット役には昨年俳優生活25周年を迎えた藤木直人。その他、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造といった、多彩な顔ぶれが集結!
本作のメガホンを取ったのは『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督。さらに、主題歌は、LiSAの書き下ろし楽曲「サプライズ」が使用され、登場人物の心に寄り添いながら、観る者との架け橋となる!
この度、本作の公開を記念して、初日舞台挨拶を実施いたしました。イベントには、山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、高梨臨、そして三木孝浩監督が登壇し、公開を迎えた感想等を語りました。さらに、山﨑さん演じる宗一郎の相棒である猫のピートもサプライズでイベントに駆け付けました。
まず本作の主人公・高倉宗一郎を演じた山﨑は「今日は無事公開を迎えることができて本当に嬉しく思います。すごくポジティブになれる映画なので、皆さん楽しんでもらえたらと思います。」と挨拶し、続いて宗一郎の大切な人・璃子を演じた清原は「今日は来てくださってありがとうございます。映画が無事に公開できることと、今日皆さんの前で舞台挨拶をできることがすごくありがたいなと思っています。今日は最後までよろしくお願いします」と挨拶。宗一郎の30年後での相棒である藤木は「ロボット役の藤木直人です。ロボット役と自己紹介をするのが今日で最後ということで少し寂しい気もしますけれども、こうやって無事公開にたどり着いたことを嬉しく思います。またこの作品が少しでも多くの方に届けばいいなと思います。」と少し感慨深げに挨拶。そして宗一郎の婚約者・白石鈴を演じた夏菜は、取材時にどうしても自身の役柄を高梨臨と言ってしまうというといエピソードを披露しながら「自己紹介の時に高梨臨役のと言おうよ、と舞台袖で皆さんに言われていたのですが、ここで緊張して言えなくなってしまいました(笑)」と恥ずかしがりつつ、「延期になり、ここまでくるのに時間がかかりましたけれども、今日こうして皆さんの前にたてること、そしてこの映画を皆さんに観てもらえること、本当に嬉しく思っています。私は悪役ですが、この映画はとてもいい映画なので是非皆さんの目に留まってもらえたらなと思います。」とコメント。宗一郎を罠にはめる松下和人を演じた眞島は「今日はご来場いただきましてありがとうございます。参加した作品がなんとか今日という日を迎えることができて、大変うれしく思っています。」と爽やかに挨拶。過去に戻った宗一郎を助かる女性・みどりを演じた高梨は「やっと皆さんにこの映画を届けることができるということで、とてもわくわくして今日来させていただきました。短い時間ですがよろしくお願いします」と話し、最後に三木監督は「賢人くんをはじめ、皆さんお話いただきましたけれど、本当に公開を無事に迎えることができて、嬉しく思っています。撮影途中はまさかこんな未来があるとは思っていなかったですが、中々先を見通すのは難しいなと思いました。この映画は素敵な未来が待っていると思うので、今日は是非楽しんでもらえたら嬉しいです。」と公開への喜びをコメントした。
先日のオンライントークセッションにて、“諦めなければ失敗じゃない”という言葉が夢を諦めないで頑張る糧になったと感想が寄せられたことについて共感する部分はあるかと聞かれると、山﨑は「“諦めなければ失敗じゃない”というメッセージが『夏への扉』ではすごく大事なメッセージだと思っています。今を起きている出来事に対して一生懸命にならないと、未来が変わらないと思って、今をがむしゃらに生きる宗一郎にすごく共感しながら演じていました」と話す一方で、夏菜が同じテーマを聞かれると、作品内で山﨑演じる宗一郎をだます役同士の眞島に対し「私たちから学ぶことありますかね?」と聞くと、眞島は「学ぶことありますよ。役柄もあるけれども才能ある若者の足を引っ張るおじさんには、なるまい」と自虐的にコメントすると、一同笑いが起こり、夏菜は「確かにそうですね!」と共感していた。
主題歌「サプライズ」にちなみ、見たい未来があるかという質問に対し、清原は「みんなが笑顔で美味しいものを食べるという幸せな未来があったらいいなと思います。」と話し、清原がみんなと一緒に食べたい料理について聞かれると「みんなで食べたい料理ですか?最近ちくわにはまっているので、みんなでちくわを...それは違うか」と自分にツッコミながらも「やはり美味しそうなものをみんなで食べたいですね」とコメント。自己紹介が名残惜しいと挨拶した藤木は「この映画がヒットして、パート2が作られる未来が見たいですね、もしくは“秋への扉”とか“冬への扉”とかどうですかね?」と話すと、三木監督から「もう一度ロボット役と言えますね!」と続編!?への期待のコメントで返した。
そして舞台挨拶中盤には、サプライズで宗一郎の相棒猫であるピートが藤木に抱えられて登場した!登壇者からは「かわいい!」の声が溢れ、久々の再会に興奮しながら当時の撮影を思い出していた。しかし、ピートを抱えていた藤木は着ていた衣装に大量の毛がつくハプニングもあったが、「持って帰っていいですか?」と嬉しそうに話した。
最後の挨拶で監督は「この舞台上にいるキャスト、その他大勢のキャストたち、スタッフ一同気持ちをこめてつくった作品です。どうかその愛を受け取っていただき、楽しんでいただけたら嬉しいです!」と改めてキャスト、スタッフへ感謝の気持ちを述べながら、本作への自信を語った。続けて山﨑は「無事に公開を迎えられて嬉しいし、久々にお客さんと対面することができてよかったです。ポジティブなメッセージや大切なことに気づいてもらえたら。」と訴えかけ、最後に「この『夏への扉』は、冬でも夏への扉を探すという意味でも、どんな逆境にいても諦めないで、前に進むというメッセージが素敵だなと思っています。頑張れば最高のサプライズが待っているんだなと思うので、皆さんにも最高のサプライズが訪れますように!」と、素敵な未来をえがけるようにとコメントを残し、イベントは終了した。