第73回カンヌ国際映画祭正式出品、日本では第8回東京アニメアワードフェスティバルで審査員をつとめた片渕須直監督が絶賛し、長編コンペティション部門グランプリと東京都知事賞のW受賞を獲得、早くから話題を呼んだ、オーレル監督長編アニメーションデビュー作『JOSEP(原題)』を、邦題『ジュゼップ 戦場の画家』とし、8月13日(金) 、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開することが決定！
本作は、1939年、スペイン内戦により、避難先のフランスの強制収容所で難民となった実在の画家ジュゼップ・バルトリ。人間の尊厳を踏みにじられる過酷な状況のなか、あるフランス人憲兵との間に有刺鉄線を超えた友情が芽生える。愛する人との再会を胸に、どんな現実も描くことで戦い続けた奮闘の画家ジュゼップ・バルトリの魂揺さぶる物語。
メガホンをとったのは、フランスの全国紙「ル・モンド」などの風刺画家として活躍してきたオーレル。ジュゼップが収容所で記した鮮烈なスケッチに触発され、自らのペンで伝えたいと駆り立てられ、10年の歳月を費やして遂に本作を完成させ、華々しい長編アニメーション監督のデビューを飾った。脚本は『マルセイユの恋』(96）で知られるジャン＝ルイ・ミレシがつとめ、製作は『戦場でワルツを』(08)のセルジュ・ラルーと、豪華スタッフ陣が集結した。オーレル監督とジュゼップのふたりのアーティストの魂が時を越えて共鳴したこの物語に、片渕監督から、早くも絶賛のコメントが到着！
今回解禁された場面写真では、強制収容所でスケッチをするジュゼップ (main)、かつて収容所の憲兵だったセルジュが、孫のヴァランタンと話している場面(sub1)、収容所で描かれたジュゼップ ・バルトリの力強いスケッチがアニメーションと融合している圧巻のシーン(sub2)、ジュゼップが収容所からメキシコに亡命を果たした後に出会った女性画家フリーダ・カーロの姿(sub8)、老いてもなお筆を持ち続けるジュゼップ・バルトリ (sub6)と、激動の時代を生き抜いた画家の人生が鮮やかに切り取られている。
本国フランスでは2020年9月に公開されるも新型コロナウイルスの影響により映画館が休館。しかし先日再開されるや、フランスの観客から 2度目の喝采を浴びている。
激動の時代に翻弄されながらも、描くことで戦い、生き抜いたジュゼップ。人生の彩りを取り戻していく姿が、鮮やかな映像と異国情緒あふれる美しい音楽にのせ、生きることの素晴らしさを教えてくれる。混迷の今だからこそ語り継ぎたい、あなたへ贈る感動の実話。戦禍の時代を乗り越えた人々を感動的に描き上げた『この世界の片隅に』(16)、『風立ちぬ』(13)に続く、新たなアニメーションの傑作が誕生。ぜひ、続報にご期待ください!
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『ジュゼップ 戦場の画家』8月13日（金）、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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