アネット・ベニング×ビル・ナイ×ジョシュ・オコナーが奏でる心を揺さぶる家族のアンサンブル『幸せの答え合わせ』が6/4(金)より、キノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ立川髙島屋S.C.館、キノシネマ天神ほか全国順次公開。
29年間連れ添った夫からのまさかの離婚宣言 家族それぞれのリスタートの先に輝く光とは?
アカデミー賞🄬4度ノミネート、ゴールデングローブ賞6度ノミネート&2度受賞を誇る『20センチュリー・ウーマン』の大女優アネット・ベニングと、『ラブ・アクチュアリー』で英国アカデミー賞に輝いた演技派俳優ビル・ナイが、結婚29年目に突然、夫の方から別れを切り出す夫婦を演じる。彼らの一人息子役に、大ヒットテレビシリーズ「ザ・クラウン」でチャールズ皇太子役を演じてゴールデングローブ賞を獲得、ロエベやブルガリのアンバサダーをつとめるなど、人気急上昇中の英国若手スター、ジョシュ・オコナーが扮する。
『グラディエーター』でアカデミー賞🄬脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンが、自身の両親との実体験をもとに脚本を書き上げ自ら監督も手がけた。可笑しみと切なさの間を行ったり来たりする家族のリアルな台詞には、まるで自分の家族アルバムの1ページに出会ったかのように共感せずにはいられない。夫のまさかの離婚宣言から始まった家族それぞれのリスタートが、人は何があっても光差す方へ必ずまた歩き出せると教えてくれる感動作。
登場人物の心情を映し出す雄大なロケ地”ホープ・ギャップ”
本作の舞台となっているのが、イギリス南部の海辺の小さな町シーフォード。映画の原題(Hope Gap)にもなっている「ホープ・ギャップ」と呼ばれる巨大な崖がそびえ立ち、入り江が広がる雄大な景色は、本作の4人目の主人公とも呼べる不可欠な存在だ。ロケーションに強いこだわりのあったウィリアム・ニコルソン監督は「細長で幅の広いフレームを持つアナモフィックレンズで撮影することにしたので、長くてまっすぐなラインと人気のない景色が必要だったんだ。この整った、力強い、落ち着いた風景が、登場人物たちが放つ感情を支える枠組みになってくれる」と、ホープ・ギャップをロケ地に選んだ理由を説明している。主演のアネット・ベニングは「壮大な自然に囲まれていたけれど、町自体はとても小さくて、それが映画をとてもよく象徴していると思ったわ。あの場所とあの町の特徴が、物語の中でどんな役割を果たしているかというのが、非常に大きな意味を持つの。崖の上に立って下を見ながら、『私が生涯見てきた中で、一番美しい場所だわ』と思うことが何回もあった。この場所が舞台であることは物語の核であり重要なこと。特別な場所だった」と話している。
そのホープ・ギャップの風景を見事にカメラに収めたのは、ウィリアム監督が「これだけ見事なビジュアルが完成したのは、僕というよりは彼女のおかげだよ」と絶賛する、撮影監督のアンナ・ヴェルデズ=ハンクス。彼女は「映像を単純化することで、物語の力と純度を上げた。この作品は会話が多いからこそ、どうすれば人間の顔を一つの風景として見立てることができるかということについて監督とよく話し合った」と語っている。ぜひ、登場人物たちの心情を映し出し、息を飲むほど美しいホープ・ギャップの風景を映画館の大きなスクリーンで堪能して頂きたい。
映画『幸せの答え合わせ』は6月4日(金)よりキノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ立川髙島屋S.C.館、キノシネマ天神ほか全国順次公開。
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