大泉洋を主人公にあてがきした前代未聞のベストセラー小説「騙し絵の牙」(角川文庫刊)が待望の映画化!松竹配給にて、3月26日(金)より全国公開。
コロナ禍での公開延期を経て満を持して公開初日を迎える前夜、豪華キャストが揃って、大ヒット祈願する、公開前夜祭を開催。
大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市、吉田大八監督といった超豪華な面々が揃った前夜祭は、セットの幕が外れてしまうというまさかのハプニングから幕を開けた。冒頭の挨拶では、久しぶりの満員のお客さんの前に立つイベントということで「感慨深い」「圧巻」といった感想も。
最初のトークテーマは”ご自身の癖が強い部分”。
大泉さんが「髪の癖は強いですが、性格には癖がないと思うんだけど…」というと、「大泉さんは曲者を転がすのが上手」と割って入ったのはエライザさん。”曲者転がし”というパワーワードに驚きつつも「曲者嫌いじゃないですね、うちの劇団も曲者だらけですからね!ベテランの方々を怖がらないし、今回も浩市さんや佐野さんも癖のある方でしたけど」と佐野さん、佐藤さんにまで飛び火!佐野さんも「癖ありますよね、自覚が持てないんだろうね(笑)」と多くの人が思っていたことを代弁する一幕も。
松岡さんは「気持ち悪がられるのは”モーニング娘が大好き”なんですね。みんなの魅力を新しい人に話そうとすると癖が出ちゃうんです」と語ると、大泉さんは「それくらい大丈夫ですよ」とフォローするも、コンサートへの同行はバッサリお断り!
宮沢さんは「何かを買うとそれを消費したい欲が強くなる。買った瞬間、0にしてまた買いたくなる。」という不思議エピソードに、大泉さんが「英語入れながら話してみて」と無茶ぶり。大のお気に入りだという宮沢さんのネイティブな英語交じりのトークに大泉さんは爆笑。満足気でした。
池田さんは「ほかの人に言われることはないですが、最近自分で気づいたのは、行きの車で帰ることを考えてるんです。皆さんのことは大好きなんですけど、病的に帰りたくて。最後のワンシーンとかはものすごく帰りたかったんです(笑)」とまさかの暴露。クランクアップコメント時すら早く終わってほしかったことを言うと、大泉さんは「俺のクランクアップコメント長いからね…今も長いと思ってるんだ!?」と全力ツッコミ。正直に話す姿に、本当に仲がいい現場だったことが伺えました。
次のテーマはキャッチコピーにちなみ「今迄についた嘘」!
中村さんは「本当は身長168cmなんですけど、プロフィールには170cmなんです。でも先日人間ドック行ったら170になってたんです。」と嘘が誠になったエピソードを披露。大泉さんから「じゃあ次は172cmって言っても大丈夫じゃない?最終的には180cmくらいになるかもしれない!」と言われると、「言霊の力を証明したいですね!」と乗り気に。果たして、中村さんのプロフィールが変わるのか、注目です!(笑)
最近1cm縮んでしまったという佐野さんは、この映画の嘘が一番大きかったとのこと。その嘘の内容は言えない…とのことなので、ぜひ劇場で確かめてみてください!エイプリルフールに嘘をつく習慣があるという木村さんは、マネージャーさんに「お風呂場で転んで目の上にたんこぶができた」というエピソードで綺麗に騙せたエピソードを披露するも、最後のふわっとした終わり方に大泉さんからダメ出しが!エイプリルフール実施派の宮沢さんは毎年友人と騙しあってるそうで、この間は友人から「渋谷のハチ公が盗まれたみたいだよ」とか送られてきて調べたという微笑ましいエピソードも。吉田監督は「名前に数字が入ってるんですけど、”八男坊の末っ子です”と嘘をつくと、大体の人が素直に”おお~”と驚かれるんです。今までこの嘘は300回くらいついてるんですけど、そのうち何割かは訂正しないままなので、今でも信じてる方もいるかもしれない(笑)」と、さらっと嘘をつく様子にキャストもビックリ。監督のおちゃめな一面も垣間見えました。
最期に、「今公開する意味があるんだろうなと思っています。映画館は空気が定期的に入れ替わっていて安全な場所だと聞いております。なかなか閉塞感のある時代ですが、とてもスカッとする気持ちのいいエンターテインメントなので、気持ちよく騙されていただければと思います。」と挨拶した後で、「ぜひネット上で盛り上げていただいて!いつも言いますけど、”洋ちゃんよかった”っていうとただのファンの感想なので”私今まであんまり大泉洋好きじゃなかったけど面白かった~!”っていうんですよ、真実味が増すので!!」と大泉節の癖を発揮して締めくくりました。
映画『騙し絵の牙』は3 月 26 日(金) 全国公開!
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