「怒り」「悪人」などヒット作を生み出し続ける人気小説家・吉田修一のサスペンス小説「太陽は動かない」が「海猿」シリーズ、「暗殺教室」シリーズなど日本を代表するエンターテイメント超大作を手掛けてきた監督・羽住英一郎によって待望の映画化!世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから映像化は不可能と言われた巨編を描く。日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを敢行。市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、日本では実現不可能ともいえる超異例づくしの大規模な撮影を行った。そして3月5日(金)全国公開となる!
いよいよ公開が目前に迫った2月23日(火)、「ミッション!全国のバディと繋がれ!『太陽は動かない』生中継イベント」を実施。主演を務める藤原と、竹内が登壇した。今回のイベントでは、本作で初共演にして”最強のバディ”として活躍する藤原と竹内にちなみ、全国9都市から視聴者も親子、親友、会社の同僚などそれぞれのバディとリモートで参加。藤原と竹内が地元に遊びに来た時に、ぜひ連れて行きたい名所や名店を紹介。リモートイベントだからこそ実現できた全国津々浦々の視聴者と交流を楽しんだ。
また、規格外のスケールを実現するため、1ヶ月にわたる海外でのロケを敢行した本作だが、日本での撮影について聞かれると藤原と竹内の中で候補は共通の2カ所に絞られた様子。ドラマ版の撮影で訪れた福島では、深夜の撮影が多く、「何時間も朝まで一緒に宙吊りで爆弾処理のシーンを撮影していました。日が昇ったら撮影が終わりだったので、朝起きて、竜也さんと一緒にジムに行って、ふたりでトレーニングしてから近くの美味しい定食屋さんに行って、少し休んでからまた撮影っていうのを10日間くらい続けてたんです。毎日同じルーティンで竜也さんと時間を過ごせたことが、すごく濃い思い出ですね」と約半年にわたる長期撮影の中で仲が深まったことを振り返った。
さらに羽住監督が早くも続編の撮影を希望しているというエピソードが明かされると、「僕はクランクアップの時からずっとやりたいって言っているんですよ」と前向きな竹内に対し、藤原は「まず僕の中では、公開前に続編が決まるっていうのはないんですよ。お客さんの反応もわからないのに、なんで制作陣は先走ってるんだ…」とぼやきモード。数々の作品に出演してきた藤原だが、本作ほど大変な撮影はなかったと語り、「撮影中は続編なんて考えられなかったんです。準備期間があって、モチベーションも集中力もキープしながら半年間、走り続けてきて。なので、ようやくクランクアップを迎えた時はほっとしたんですよ。クランクアップ後に羽住監督やスタッフとご飯に行ったんだけど、最後に“続編はやらない!”って言ったら、みんなにテーブルにあったおしぼりを投げつけられましたけど」と裏話を公開。さらに「打ち上げでも“男なら脱げ!”って言われた」と話す藤原に、竹内が「それ言ったの誰か覚えてます?(佐藤)浩市さんですよ!」と大先輩である佐藤浩市のエピソードを明かすなど、羽住組の過酷な撮影の裏で行われた、和やかなやりとりが明かされた。続編については「そういう企画があれば乗らせていただきたい」としたうえで、「次回作は(指令役である)浩市さん側に行きたい部分があります。ぜひ次は僕が指令を出して、田岡にブルガリアにいってもらう」と意気込みを語る藤原に、竹内は「それはもう、バディじゃない!」とツッコミを入れるも「いや、心のバディだよ!距離はあるけど、このご時世はソーシャルディスタンスだから」と藤原節が炸裂した。
最後に竹内が「僕たちは次回作やる気満々です。何よりこの映画は観終わった後にスカッとして、おもしろい映画を観たなと思っていただける自信があるので、ぜひ劇場に足を運んでください!」、藤原が「本来なら、生配信ではなく直接お客さんに届けるべきだと思うのですが、今日が本当に僕と涼真が活動してきた集大成の生配信になります。3月5日の公開に向けて、ひとりでも多くの方に届けたいと思って頑張ってきました。大変な時期ですが、みなさんの力をお借りして、ひとりでも多くの方に観ていただければと思っております。みなさんも大変かと思いますが精一杯頑張ってください。僕らも応援してます!」とそれぞれが公開へ向けて熱い思いを語り、イベントは幕を閉じた。
©2020 「太陽は動かない」製作委員会