名優アンソニー・ホプキンスの役者人生の集大成としてアカデミー賞有力候補となっている傑作『The Father(原題)』が、『ファーザー』の邦題で、5月、TOHO シネマズシャンテ他にて日本公開されることが決定。
本作は、世界 30 カ国以上で上演された傑作舞台の映画化、これまでになく画期的な視点で老いによる喪失と親子の愛を見つめた心揺さぶる今年最高の感動作。先日 12 月 31 日に 83 歳を迎えた名優アンソニー・ホプキンスが自身と同名、同年齢、同誕生日の認知症の父親を演じ本年度アカデミー賞主演男優賞が有力視される本作。監督が当て書きしたというこの役で、本人は「自分の父をそのまま演じた」と語るその演技は、2020 年のサンダンス映画祭で初お披露目されるや、「圧倒的実力で早くも2021 年の賞レースに躍り出た。彼を凌駕する俳優はいないだろう。」(THE GUARDIAN)「彼の代表作の 1 つとして歴史に残るだろう。」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と喝采を浴び、有名批評サイト「ロッテントマト」では 100%の満足度を記録!(1/12 時点)早くも多数のメディアがホプキンスをオスカー大本命として太鼓判を推し、これが実現すれば、過去 5 回のノミネートを誇るアカデミー賞で『羊たちの沈黙』(91)レクター博士役以来 30 年振りの受賞となる。また、父を介護する娘を繊細に演じたアカデミー賞主演女優賞受賞『女王陛下のお気に入り』(18)のオリヴィア・コールマンの演技も高く評価され、彼女もアカデミー賞助演女優賞が有力視されている。
年齢と共に誰もが経験する喪失と親子の愛を、記憶や時間が混迷していく父の視点で描くという、これまでにない画期的な映画体験は、迷宮に足を踏み入れていくような戸惑いと、愛する家族が自身を忘れてしまう切なさ、人間味から滲み出るユーモアなど、様々な感情を重層的に呼び起こしながら、最後には観客を思わぬ感動の境地へと連れていく。誰にとっても他人事ではない、老いることへの不安や、関係性が変わっても逃れることのできない親子の愛情を描いた極上の感動作だ。
この物語を手がけたのは、ロンドンのタイムズ紙が「現代において最も心躍る劇作家」であると謳う、フランス人のフロリアン・ゼレール。原作である舞台は、フランス演劇界最高位のモリエール賞で脚本賞を受賞し、パリ、ロンドン、ニューヨークなど世界 30 カ国以上で上演。日本では 2019 年に「Le Père 父」のタイトルで、橋爪功、若村麻由美出演で東京芸術劇場他にて上演され大きな話題となった。今回の映画化にあたっては、ゼレール自身が長編初監督作としてメガホンをとり、アカデミー賞受賞暦を持つ脚本家クリストファー・ハンプトンが共同脚本を務めた。
アカデミー賞前哨戦となる賞レースでは、早くもボストン映画批評家協会賞、フロリダ映画批評家協会賞でアンソニー・ホプキンスが主演男優賞を受賞している他、4 つの受賞、41 のノミネートを果たしている。(1/12 時点)名優による圧倒的な演技と、これまでにない映画体験で、今年最も心揺さぶられる感動作になること間違いなしの傑作『ファーザー』。続報にご期待ください!
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