『ウルトラマン』シリーズやドラクエを題材とした本田翼主演ドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』等で知られる監督・田口清隆が、俳優ワークショップを舞台にSF要素を盛り込みイカれたZ級作品へと仕立てた映画「12人のイカれたワークショップ」が2021年に全国順次公開。
本作は、実際に行われた俳優ワークショップをドキュメンタリー的に追った映像をベースとしながら、「日々ロック」「劇場版ファイナルファンタジーXIV光のお父さん」等で脚本を手掛け2020年5月に急逝した脚本家・吹原幸太のワークショップ課題映画脚本のSFホラーパートが重なった二重構造となる意欲作。
この度、本作情報と場面写真、田口清隆監督とナレーションを担当した青柳尊哉からのコメントが解禁。
この度解禁となった場面写真は、頭に謎のヘッドセットを装着し血まみれの教師たちに押さえつけられる主人公・河中や、次々と起こる不可解な現象に翻弄される登場人物たちを捉えた写真となっています。
<田口清隆監督コメント>
この映画の撮影以降、ワークショップをやるのが辛くなってしまいました。こんな事をしてしまった以上、もう何をやればいいのか、そもそもワークショップとは何なのか、分からなくなってしまったからです。これは俳優という生き物と本気でぶつかり合った日々の記録。本気で傷つけ合った戦いの記録。もう二度とやりたくありません。
<青柳尊哉コメント>
ボクは何を見たのだろう?ワークショップという俳優が裸にならざるを得ない空間を盗み見たのか?それとも演じている俳優にこちらが見られていたのか?見えていないのに見えているのは、田口監督と真正面から闘う人間の生き様。見られていることも忘れ、裸の俳優と監督がそこにいる。脆く美しい姿に心が揺さぶられる。
(C)「12人のイカれたワークショップ」製作委員会