“孤独”を感じる主人公2人が初めてのセラピーに通う『パリのどこかで、あなたと』本編映像解禁

“孤独”を感じる主人公2人が初めてのセラピーに通う『パリのどこかで、あなたと』本編映像解禁1
“孤独”を感じる主人公2人が初めてのセラピーに通う『パリのどこかで、あなたと』本編映像解禁2

都会や田舎を舞台にごくありふれた人々とその日常を映し出してきた現代フランス映画界を代表するセドリック・クラピッシュ監督の最新作『パリのどこかで、あなたと』が、12月11日(金)より全国順次公開。この度、本作の本編映像と著名人コメントを解禁!

パリの隣り合うアパートメントでひとり暮らしをしている30歳のメラニーとレミー。がんの免疫治療の研究者として働くメラニーは、元恋人との恋愛を引きずりながらも仕事に追われる日々を過ごしていた。一方、倉庫で働くレミーは、同僚が解雇されるも自分だけ昇進することへの罪悪感とストレスを抱えていた。その影響から、メラニーはいくら寝ても寝足りない過眠症に、レミーは眠れない不眠症に苦しむ日々が続き、2人はそれぞれセラピーに通い始める…。

この度解禁となったのは、仕事のストレスを抱え不眠症に悩まされるレミーと、過去の恋愛を引きずって寝ても寝足りない過眠症に悩まされるメラニーの2人が、初めてのセラピーを受ける様子を切り取った本編映像。
仕事のストレスを抱え不眠症に悩まされるレミーは、医者に勧められて初めてのセラピーに訪れるが、「僕はどうすれば。何を話せば」と困惑する。さらに、心理療法士に「睡眠薬が効かなくて、ここに来たんだろ?」と聞かれても、不眠症の原因がわからず上手く答えられない。
一方で、いくら寝ても寝足りない過眠症に悩まされるメラニーは、思い当たる原因を1年前の恋人との別れだと打ち明ける。過去の恋愛を引きずり、心の穴を埋められないメラニーは、「彼が全部ぶち壊した。幸せだったのに、いないのがつらくて」と涙する。
こうして通い始めたセラピーを通して、2人は過去を受け入れ前進することができるのか?そして、2人の人生が交わることはあるのか?フランソワ・シヴィルとアナ・ジラルドが演じるパリに生きるリアルな若者の男女の姿に注目だ。

あわせて、本作を鑑賞した各界の著名人から絶賛コメントが到着!
◇大根仁(映画監督)
フランス 恋愛映画の新たな傑作でありながら、コロナ以降の世界においては、懐かしく儚く感じる。私たちはもう、こんな映画を観ることも、作ることも出来ないのではないか。

◇宇垣美里(フリーアナウンサー)
都会には人が溢れてるのに、どうしてこんなにも孤独で、不安で、寂しいんだろう。SNSで人と簡単に繋がれても、本当の意味で通じ合える人はほんの一握り。多くの共通点を持ち日々すれ違いながらもなかなか出会わない二人にやきもき。でも、勇気を持って一歩踏み出せば思いがけなく幸運な出会いが待っている。この街のどこかに、私にとってのその人が働いている、そう思うと少し心が温かくなった。

◇佐久間宣行(テレビ東京制作局プロデューサー)
とても良かったです。パリに生きる、寂しさを抱えた2人の男女、それぞれの生活。とても個人的で、大げさな話ではまったくないのに、なんでこんなに胸を打つのか。現代を生きるということは、孤独と向き合うことにほかならない。その、苦しくて逃げられない難しい命題を、この作品は、ユーモラスで、新しく、誰しも共感できる物語として見せてくれる。これは素晴らしいロマンティック・コメディだと思います。しかも、その相手は、他ならぬ「自分自身」です。

◇山崎まどか(コラムニスト)
メランコリックでブルー、内省的な二人はなかなか出会えない。でも人と人とを結びつけるのはインターネットでも、奇跡でもない。二人が出会うまでの道筋には人生の喜びや悲しみ、成?がある。クラピッシュらしいロマンスの祝福であり、人生讃歌でもある。

◇伊藤さとり(映画パーソナリティ)
猫の温もりは絶大の癒し。心の温度が同じくらいの人が心地良いetc。セドリック・クラピッシュ監督の恋愛セラピーは、次への恋に必ず進めるウィットに富んだユニークな心理学。運命の赤い糸を手繰り寄せるのは自分の弱さをどれだけ知っているかなのかもしれない。

◇佐藤久理子(文化ジャーナリスト)
パリの片隅で生きる平凡な男女の、小さな物語が、こんなにも心を暖かいもので満たしてくれるとは。人との繋がりがかつてないほど愛おしく感じられる、このコロナ禍の時代に、なおさら胸に響く映画だ。自分を愛せない人、本当の自分を見せるのが怖い人、どこにいても孤独を感じてしまう人、そんなすべての“はぐれ者たち”を、優しく癒してくれる。

◇東紗友美(映画ソムリエ)
自分が自分でいるために。自信を取り戻すために。静かに寄り添ってくれるセラピーみたいな映画。人は出会うべきタイミングで、その相手に出逢えるとー。一歩も進んでいないと思っていた人生は、静かに動いているとー。未来が不透明で。ストレスに浸かった日常の中、2人の男女が糸電話みたいな親密さで伝えてくれるせいいっぱいの”大丈夫”。不安も孤独も。今は、抱きしめていていいのかも。たとえば今が辛くても、訪れる未来を肯定してくれる人間賛歌。

◇SYO(映画ライター)
パリで暮らす男女。同じ景色を眺め、同じ孤独を抱えている。ただ、まだ他人。人は、人とつながることでしか満たされない。でも、誰でもいいわけじゃない。だから苦しく、だから愛おしいのだ。いつか出会い、運命が重なるまで。おひとりさまが、終わる日まで。「人生は何だって起こる。生きていていいんだ」と、この映画が抱きしめてくれた。

◇パリュスあや子(作家)
クスクス笑えて、ほろりもキュンも詰まった大人のラブコメディに、優しい気持ちにさせてもらった。満たされない心を抱え、隣り合うアパルトマンからサクレ・クール寺院を眺めているまだ他人でしかない隣人たち。探しものは意外と近くにあるかもよ、とそっと背中を押したくなり、気付けば自分が励まされているようだった。

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『パリのどこかで、あなたと』
12月11日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ ほか全国順次公開!
提供:木下グループ 配給:シネメディア
(C) 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA

最終更新日
2020-11-26 11:00:00
提供
映画の時間編集部

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