ホームレスたちが団結して図書館を占領!『パブリック 図書館の奇跡』本編映像第一弾 著名人から絶賛コメントも

ホームレスたちが団結して図書館を占領!『パブリック 図書館の奇跡』本編映像第一弾 著名人から絶賛コメントも

エミリオ・エステベス監督の最新作『パブリック 図書館の奇跡』が7/17(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開。
図書館という、誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマが誕生。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場がないホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。突如勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。

大寒波を凌ぐためにホームレスの集団が団結して図書館を占領!本編映像第一弾解禁!解禁された本編映像では、大寒波の夜、シンシナティの公共図書館で閉館直前にホームレスたちのリーダー的存在であるジャクソン(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)が図書館員スチュアート・グッドソン(エミリオ・エステベス)に、市のシェルターがいっぱいで行き場がないことを訴えるシーンから始まる。かつては軍人として国のために尽くしてきたが、国からの保障がなく、路頭に迷う現状を嘆くジャクソンが「今夜は帰らない ここを占領する」と相談すると、グッドソンは「占領?本気か。この寒さが来週も続いたら?」とさらっと流し、無謀な行動を咎められると、経済格差の不満に端を発したウォール街での占拠運動を引き合いに出して「俺たちもやる」と一歩も退かない様子。グッドソンは「“俺たち”?」と怪訝そうな顔でジャクソンの視線の先を追い振り返ると…そこにはホームレス約70人もの集団がいたのだった…!目の前の光景に動揺しながらも、事態の重大さを察し急いでエレベーターへと駆けていくグッドソン。突如発生した立てこもりに巻き込まれてしまい、続く展開が気になるシーンとなっている!

そして、 “明日を生きるために声をあげた彼らを描いた今だからこそ観るべき”本作へ 各界の著名人から絶賛・応援コメントが続々到着!本作が切り込む社会問題や、今、世界中で広がっているブラック・ライブズ・マター運動との関連性へのコメントなど、多角的な視点のコメントが集まった。

◆古舘寛治(俳優)
「格差、人種問題、権力の横暴とその暴力、それを許す硬直した社会システム、まともに機能しないマスコミ。これでもかと我々が共有する現代の社会問題を、図書館一か所を舞台に描いた(製作、監督、脚本、主演!)のは往年のアイドルスター。そのハリウッド俳優の成熟さ。かっちょいい。」
◆ロバートキャンベル(日本文学研究者)
「世界各地で声高に訴えられている人種と貧困の問題を、静かなはずの図書館を舞台に、丁寧かつスリリングに展開させた「アクション」満点の一本。今観ておきたい、面白くて学べる映画です。」
◆茂木健一郎(脳科学者)
「図書館がみんなにとっての「居場所」であるという大切な「気づき」の映画。「本」が人を結ぶ絆の真ん中にあるという骨太のメッセージが素敵。難しい時代だからこそ、言葉を通して人がわかりあえるその可能性を信じたい。」
◆津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)
「1955年にローザ・パークスが撒いた種は公民権運動という花を咲かせた。その後何度も枯れそうになった花は、2020年のいま世界中で大輪を咲かせようとしている。2020年のBLM運動がこの映画を決定的に重要なものに変えたのだ。」
◆佐久間裕美子(文筆家)
「世界一リッチな国なはずなのに、家を持てない人たちがいる。屋根のある建物は十分あるのに、真冬、暖のある場所で眠れない人たちがいる。エミリオ・エステベスが11年をかけて実現したというこの映画に、オキュパイ・ウォールストリート、反トランプ抵抗運動、#blacklivesmatterと受け継がれてきた、システムによる不正義に対抗する市民不服従の精神を見る。」
◆稲葉剛(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)
「「図書館が閉まって、昼間の居場所がなくなった」緊急事態宣言が発令された今年4月、知り合いの路上生活者に「今、困っていること」を尋ねると、そんな答えが返ってきた。「図書館とホームレス」は、ここ日本でも関係者の間で議論の的となってきた経緯がある。“STAY HOME”が呼びかけられる中、家がない人にどう向き合うのか。この物語の登場人物とともに、笑いながら頭を悩ませてほしい。」
◆いしいしんじ(作家)
「本の壁に守られて一夜を過ごす。どんな凍てつく吹雪にさらされようとも、大切な物語が一編さえあれば、胸の灯火はほのかに輝きつづける。」
◆花田菜々子(書店員/ブックストア・エイド基金運営事務局メンバー)
「書店員も図書館員も慈善事業じゃない。でもいつでも弱者の側にいたいと思う。たくさんの本が私に、弱く生きる人々の美しさを教えてくれたからだ。」
◆山崎ナオコーラ(作家)
「いま、観るべき映画だ。差別とは何か?公共性とは何か?本は何のためにあるのか?いまの時代に考えるべきことがすべて詰まっている。大傑作だ。」
◆木村草太(憲法学者)
「「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」(憲法12条)。PUBLICは、案外、壊れやすい。PUBLICの生成・維持のため、それぞれ努力する人々の姿にワクワクした。」
◆安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
「「俺たちは声をあげた」…そんな彼らの言葉に、「次はあなたの番だ」と語りかけられた気がした。「この映画を観たあなたは何をするのか?」と。」
◆亀石倫子(弁護士)
「誰かと誰かの権利がぶつかり合うとき、もっとも弱く、声の小さい者に寄り添えるのは誰か?警察でも、政治でも、メディアでもない。私たち、市民だ。小さな声が集まり、やがて社会を動かす。」

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最終更新日
2020-07-01 17:00:00
提供
映画の時間編集部

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