1984 年のとある中学校を舞台に、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いをコミカルに描き、市原隼人主演で昨年放送されたドラマ「おいしい給食」がテレビから飛び出し、笑いも感動も飯テロも、全てがスケールアップして、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』として、3月6日(金)より全国公開。
この度、リアルに楽しい制作現場の“おいしい”オフショット&クランクアップ写真を一挙解禁いたします。2019年の7月下旬から埼玉県のとある学校をそのまま使用してドラマの撮影からクランクインした「おいしい給食」。「撮影自体、ちょうど夏休み期間を丸々使って、子供たちのかけがえのない時間に撮ることができました。」と語る綾部監督。「この夏はもう二度とこないし、青春そのもののような映画だと思います。ただのコメディなんですけど、それだけではない部分も感じてもらえたらいいなと思っています」と撮影を振り返る。監督が語ったように、出演した生徒役のみんなにとっては貴重な夏休みの時期の撮影であったが、出演者やスタッフにとっては、かけがえのない日々だったようで、撮影を思い出しては、笑顔であの時はああだった、あの時はこうだったと笑顔で語る姿が印象的だ。
「撮影中は、楽しくて楽しくてたまらなかった」と事あるごとに発言していた市原は撮影前日のギリギリまで悩んだらしい。撮影前の衣裳・小道具合わせ後、もう一度衣小合わせを志願したり、クランクイン前日に監督と電話でメガネをかけるか、かけないのかの相談をしたりとギリギリまで甘利田というキャラクターを監督と共に作り上げたという。「お願いした際に、いろいろ持ち寄っていただいたんです。時計にしてもおしゃれすぎたり、個性が強すぎたりとイメージに合うものがなくて、ちょうどスタッフがいい時計をつけていたのでお借りしたらしっくりきて。ネクタイもリアルにその時代のものを持っていたプロデューサーからお借りしました。水色のパッツパツのスラックスも後から持ち寄っていただいた物を使用しました」と満面の笑みで語る市原の言葉の節々から準備段階から楽しい現場だったことがうかがえる。
本作で初の教師役を演じた武田は、「市原さんの甘利田先生の演技があまりにも面白すぎて笑いをこらえるのが本当に大変でした!特に劇場版の予告編の最後に使われている映像で『ひーひーふー』といきなり練習し始めて、台本に書かれている以上のことをその場で瞬間的に演じれるのはすごいなぁと思いました。このシーンだけではなく給食のシーンとか本当におかしすぎて。」と笑いをこらえるのが大変だったと苦笑。さらに撮影の思い出で、「リアル中学生がたくさん撮影に参加していたので、かわいらしいなと思っていました。みんな本当に元気で、本物のクラスみたいな感じでした。移動のロケバスの中でも生徒たちの中にいると、クラスの中にいる先生みたいな感じに自然となっていました」と共演した子供たちのことを思い出し自然と笑顔に。余談だが、笑いをこらえなければならない本番中に一番笑いをこらえきれなかったのは、監督だったという証言が多数挙がっているらしい。給食時に市原演じる甘利田が、メガネを外していざ実食というシーンでも、「食べるときだけ外せば?」という岩淵プロデューサーの一言によって、あの甘利田の実食時メガネを外すというスタイルが生み出されたのである。「メガネをかけているのは、甘利田にとって仮の姿。いわば変装なんです。本気になるのは、給食を前にしたときだけ。メガネを外すというワンモーションで、仮の姿から本物の素の甘利田へと入れ替わるタイミングを垣間見ることができるんです」と脚本の永森は振り返る。
ドラマのストーリーで欠かせないのが、甘利田の永遠のライバル・神野ゴウ。ゴウを演じた佐藤は、「給食時の甘利田先生の行動に、生徒たちは真面目に歌っているのに、先生のあの踊りが視界に絶対入ってくるんです。必死に笑うのを我慢していましたが、どうしても笑ってしまい NG を出すこともありました。特に劇場版での給食のシーンのポーズに、最初見たときは “えええ!!!”と驚きました。他の子もみんな大爆笑していました」と本音をポロリ。そんな愛くるしい佐藤に対して市原は、「撮影を重ねる毎に、どんどん変わっていくのがわかりました。作品作りの緊張感を味わいつつ、まずは『おいしい給食』の現場を楽しんでほしいと思っていました。同時に、映画作りの本質を捉えてくれたらうれしいという期待もありました。渡り廊下で涙するシーンでは、 “すごい!”と感激しました。試写の上映後に大志(佐藤)の姿を見つけた瞬間、ギュッとハグをしてしまいました。形だけでなく、感情を映し出すことが役者として大切なことだと思っています。神野ゴウの感情がスクリーンにしっかり映し出された瞬間を目にして、うれしさが込み上げるとともに感慨深かったです」と佐藤の演技を大絶賛。
劇場版から出演することになったメンバーが加わり、ドラマと劇場版の緊張感が漂う撮影本番の合間にチーム・おいしい給食の仲の良さを垣間見る場面もちらほらと。昨年追加キャスト発表の際にドロンズ石本は、教育実習生役で出演する BOYS AND MEN の水野勝との仲良しお昼寝ショットを自身の Twitter で披露。更には、キャスト紹介用のスチール撮影中に邪魔!?をする辻本のお茶目ないたずらの決定的な証拠写真がでてくるなど、暑さを吹き飛ばす楽しい現場だったようである。
撮影終了時に市原は、「夏休みの中、遊びたい気持ちがあったと思いますが、今回の経験は(君たちの)同級生が羨むような経験。今回この作品をやり遂げた皆さんは勇気や希望、力を与える側になったということです。そのことを忘れずに、ずっと続けて自信をもってこれからも日々過ごしてください。」と暑い夏の間に一緒に撮影に臨んだ生徒たちに感謝と称賛の言葉をかけ、最後は全員揃って記念撮影。「ドラマから変わらずの白ジャージと赤いポロシャツ姿なので見逃すはずはなし。僕の活躍もぜひ注目してほしいです!」とガッツポーズを見せる辻本と、「学生時代から見てきた憧れの役者・市原隼人さんと初共演できて本当に嬉しかったです。この作品に新しい風を巻き起こせたと思います。公開まで楽しみに待っててください。」と現場を楽しんだ水野。そして「とにかく楽しんで、お腹を空かせて観てね。」とクランクアップで一足先に花束をもらい笑顔のドロンズ石本。共に撮影に臨んだキャスト同士で、監督と一緒に笑顔で記念写真撮影大会になってしまうチーム・おいしい給食の結束力と仲の良さを垣間見える瞬間だった。「ドラマもでしたが劇場版もすごい仕上がりになっているので、絶対に楽しんでもらえると思います。是非劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。」と生涯愛する作品と断言した市原隼人主演の最新作『劇場版 おいしい給食Final Battle』にご期待ください。
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ドラマ「おいしい給食」
2019年10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかにて順次放送スタート
(C)2019「おいしい給食」製作委員会