「妥当だと思った重要なシークエンスだけ」コッポラが語る”なぜファイナル・カットを作ったか”

「妥当だと思った重要なシークエンスだけ」コッポラが語る”なぜファイナル・カットを作ったか”

フランシス・フォード・コッポラ監督自らが再編集し、新たなデジタル修復を施した最終版『地獄の黙示録 ファイナル・カット』が、いよいよ2月28日(金)より、全国IMAX®にて期間限定上映。

1980年2月16日、『地獄の黙示録』の日本初公開から満40周年を迎える記念すべき本日、コッポラ監督コメント映像&40周年記念特別映像を解禁!製作40周年を記念して、コッポラ監督自ら、1979年の劇場公開版より30分長く、全てを盛り込んだ2001年の特別完全版より20分短いバージョンに再編集したファイナル・カットが誕生。映像の中で、コッポラ監督は、「40年という年月を経て、最高の形にできた」とコメントしている。

「1979年当時、本作は、戦争映画としてはかなり異色且つシュールで、奇妙な印象を受ける人もいた。だから、最初のバージョンは、なるべく短く編集し、異様に見えないようにした。だが数年後に観た時、本作は時代の少し先を行っていただけで、少しもおかしくないことに気づいた。そこで、2001年の特別完全版は、撮影したのに使われなかったあらゆるシークエンスを戻してつなぎ合わせた。製作40周年を迎える2019年に、どちらのバージョンを上映するか聞かれた時、私は、自分が好きな新しいバージョンを作りたいと考えた。それは、1979年の劇場公開版ではカットされ、2001年の特別完全版に使用した箇所をすべて修復し、私が妥当だと思った重要なシークエンスだけを戻したものだ」

本作は、ベトナム戦争下、カーツ大佐暗殺の特命を受けたウィラード大尉が、部下との船旅で遭遇する体験をCGなしの壮大なスケールで描いた戦争大作。映像は撮影時のオリジナル・ネガフィルムを初めて使用し、音声は劇場公開版のプリントマスターを使用。いずれも独自のIMAX® DMR (Digital Media Remastering) 技術でデジタルリマスターされ、細部までくっきりと映し出される明るくクリアな映像と迫力あるサウンドを体感できる。

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映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』
2月28日(金)より、全国IMAX®にて期間限定上映
配給:KADOKAWA

最終更新日
2020-02-16 12:00:00
提供
映画の時間編集部

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