「とんび」「流星ワゴン」など、大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた小説家・重松清。その温かな眼差しゆえに映像化のオファーも絶えない中、連載終了から約10年の時を経て、「ステップ」が待望の映画化!山田孝之を主演に迎え、4月3日(金)より全国公開。
昨年12月に本編調査を目的に、作品名や詳細を出さずに募集し実施したスニークプレビュー試写会では20~60代の老若男女112名から絶賛の声が続出。「ハンカチでは足りない」「自分の経験とリンクして涙した」「自分の家族を思い出した」「誰もが絶対に泣く」などの声が続出し、アンケート集計では満足度92%、オススメ度88%という驚異の高評価を記録(2019/12/2 KITT調べ)。見る人誰もが自分の記憶や経験と重ね合わせ、優しく、そして温かく<心>を刺激される珠玉の感動作がここに誕生した!
早くも期待の声が高まる本作から、思わず涙を誘う感動必至の予告編映像が解禁!健一が妻に先立たれてから 1年の節目に、幼い美紀と再出発を図ろうと決意を新たにするところからスタートする。料理や洗濯、娘をお風呂に入れたり寝かしつけたりと、日々家事に育児に奮闘する健一。朝は満員電車に揺られながら出勤し、同僚に残業を引き受けてもらいながら、急いで保育園に預けた娘を迎えに行く─。めまぐるしい日々を送りながら仕事と子育ての両立に葛藤し、「もうダメかもしれないな...」と弱音をこぼす、等身大の父親の姿を、リアルかつ繊細に体現する山田の熱演は必見!
忙しい毎日を過ごしながらも、「ギブアップしたくないんですよ、男手一つの子育て」と語る健一を優しく見守るのは、豪華キャストが演じる周囲の人々。伊藤沙莉演じる保育士の“ケロ先生”は、美紀を抱き上げる健一を見て「お母さんもきっと、抱っこしたかったんだろうなって...」と目頭を熱くさせ、川栄李奈演じる亡き妻の面影を持つ行きつけのカフェ店員・舞は、「がんばってほしい」とまっすぐな笑顔を向ける。広末涼子演じる同僚の奈々恵は、「寂しさはゼロにできない、それを知っているから強がる」と優しく寄り添うも、一方で涙する様子も─!?また、健一と美紀の“家族”として誰よりも彼らに気をかけるのは、國村 隼と余 貴美子演じる義父母たち。彼らもまた娘を亡くした悲しみを抱えながらも、「血こそ繋がっていなくても、君は俺の息子だ」と力強くあたたかい視線を向け、健一が涙ぐむ姿も映し出されている。
そんな名優たちの演技を彩るのは、いち早く本作を鑑賞した秦 基博が書き下ろし、歌う、主題歌「在る」。秦が「誰か“が”いたこと。誰か“と”いたこと。その人が、自分が、存在するということ。その意味を考えながら作った曲です。」と想いを形にした楽曲は、“大切なものを失った者たちが新たな一歩を踏み出すために、背中を押してくれる”珠玉のバラードだ。温かな歌詞とメロディ、そして伸びやかで優しい歌声が、遂に、本作の映像と一体化し、深い感動を与えている。
本作を鑑賞した原作者の重松清は、「観る人の年齢や家族環境、そのときの状況によって視点を変えながら、読者が長くつき合っていける小説を書きたいと思っているので、この映画はその理想と同じような愛され方ができる作品になったと思う!」と映画化を絶賛。エンドロールの後も、キャラクターたちが生きていると感じられたと言い、物語の「その先をまた書きたいと思った」と、執筆意欲を掻き立てられるほど感銘を受けたことを語っている。健一たちの姿を見て、誰もが自分の記憶・経験を重ね合わせ、優しく、そして、温かく心が動かされる─。映画『ステップ』は、観る人の心に大切な何かをもたらす一本となっている!
さらに、予告編とあわせて本作のポスタービジュアルも解禁!笑顔の美紀を優しく見守る健一というほほえましい 2 ショットと、「僕と娘の 10年間、天国の君との 10年間。」という、亡き妻への想いも込められたキャッチコピーが、希望を感じさせる一枚に仕上がっている。一足跳びにジャンプできなくても、ホップ、ステップ、一歩一歩進んだ先に道はできていく。生まれる命もあれば、失われる命もあるが、残された人たちの物語は続いていく─。様々な壁にぶつかりながらも、泣いて笑って、少しずつ前へと進んでいく健一たちの姿は、忙しい現代社会で懸命に生きる全ての人の胸に刺さるはず!
映画『ステップ』は、4月3日(金)より全国ロードショー。
(C)2020 映画『ステップ』製作委員会