日本を代表する3人の俳優、【竹中直人・山田孝之・齊藤工】が映画監督として、長編映画を共同制作することが決定。
3人が惚れ込んだ原作は”孤高の天才”と称される【漫画家・大橋裕之】の【最高傑作『ゾッキ』】映画監督として、8作目となるベテランの竹中、3作目の齊藤、映画作品初監督となる山田。キャリアの異なる3人ですが、共通して、俳優として第一線で作品至上主義を徹底してきた。その上で枠にとらわれず、映画監督、プロデューサー、クリエイターとしても表現している 3人が一丸となり、『ゾッキ』が生まれた原点である、大橋氏の生まれ故郷・愛知県蒲郡市での全編オールロケを敢行し、今後発表となる多彩なキャスト・音楽など、それぞれのこだわりや人脈を集結させて映画『ゾッキ』を制作!
■竹中直人(監督)コメント
まさかこんなときがくるなんて...大ファンだった大橋裕之さんの作品を映画にすることが出来るなんて...まるで夢のようなできごと...夢のまたゆめのようなできごと...ぼくが感じた大橋さんの世界をどこまで映像化出来るのか...この思いに集まって来てくれた方々と夢中になって作ります!
■山田孝之(監督)コメント
初めてゾッキを読んだ時の衝撃、感動、恐怖、希望。それらを自分なりの表現で伝える。怖くもあるけどゲボが出るほど楽しみです。監督のイメージはあるものの監督をしたことがない僕ですが、竹中監督、齊藤監督と協力して心を刺激する作品に仕上げたいと思います。
■齊藤工(監督)コメント
監督陣がやや派手な門構えに見えるかも知れませんが、作品至上主義の映画人が集まっていて、大橋裕之さんの最高過ぎる原作に忠実に、かつ実写ならではの裏切りを行いたいと思っております。このプロジェクトの発起人である竹中直人さん、そして、この作品に関わるきっかけをくださった前野朋哉さんに心から感謝致します。
2018 年お竹中直人が大橋氏の傑作漫画『ゾッキ』に惚れ込み、「絶対、実写映画化したい!」と強く熱望。「ゾッキ」の語源は「寄せ集め」「ひとまとめにした」という古本用語。古本市場で使われる特殊用語で、安い価格で売られるひとまとめで束ねられた「ゾッキ本」からきている。
原作『ゾッキ』の独特な世界観をどう実写に落とし込むのか。大橋氏の生まれ故郷・愛知県蒲郡市での全編オールロケを敢行し、今後発表となる多彩なキャスト・音楽など、3人のこだわりや人脈を集結させたクリエイティブに期待が高まる。
脚本は、監督たちの感性や原作の作品性を大切にまとめ、舞台演出家・劇作家の倉持裕が書き上げた。倉持氏は演劇界の新鋭で、村上春樹原作の舞台化作品で話題となり、2019 年映画脚本に進出。その『十二人の死にたい子どもたち』(監督:堤幸彦)が大ヒットを記録し、今映画界からオファーが絶えない脚本家である。
ロケ地は、大橋氏の生まれ故郷、愛知県蒲郡市。蒲郡は「海のまち」と呼ばれ、ゆったりと広がる穏やかな三河湾や山々、情緒ある風景がある豊かな所。3人の監督は、傑作『ゾッキ』を生んだ原点の町で全編を撮影することにこだわった。ラグーナテンボス、竹島、4つの温泉郷、ボートレース蒲郡など観光スポットも充実している。山田は先行単独で蒲郡市に入り、ロケ地の視察や現地の方と交流をして準備をしてきた。
蒲郡市は行政・企業・民間から組成される「映画『ゾッキ』蒲郡プロジェクト委員会(仮)」を 100 名規模で発起。撮影協力にとどまらず、委員会メンバーを追ったドキュメンタリー制作や、出演者オーディションの開催、映画とコラボレーションした商品開発、エコ・チャリティー活動を取り入れるなど新たな映画製作の取り組みにチャレンジし、来年の公開に向けて映画『ゾッキ』を盛り上げていく。