ライアン・ジョンソン監督がアガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆したオリジナル作品『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』。脚本に惚れ込んだ『007』シリーズのダニエル・クレイグ、『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンスを筆頭に、オスカー俳優クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノンら豪華キャストが結集し、すでに続編の企画が進行中と発表されるなど、日本公開が待ちきれない話題作。
ライアン・ジョンソン監督がアガサ・クリスティーに捧げたミステリーの舞台は、こだわりが詰まった“刃の館”!これぞミステリーと唸らせるスポット映像と、監督&プロダクションデザイナーのコメントが到着!NYの豪邸で世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の85歳の誕生日パーティーが開かれた翌朝、遺体で発見される。名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、匿名の人物から事件の調査依頼を受けて現場の豪邸に到着する。自殺ではなく、他殺…、殺人事件と見極めた探偵は、パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら、屋敷にいた全員が第一容疑者として捜査を開始する! やがて、家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―。
本日1月12日のミステリーの女王アガサ・クリスティーの命日を記念し、ライアン・ジョンソン監督が彼女に捧げたミステリーに注目したスポット映像と、舞台となる“刃の館”へのこだわりを語るコメントが到着した。
映像では、謎の死を遂げたハーランの家族たちが第一容疑者となり、名探偵ブランの捜査が進むにつれて様々な表情を見せる。クリス・エヴァンス演じる一家の放蕩息子ランサムは「祖父は自殺じゃない」と断言し、「何が起こったのか説明してくれ」と何者かに詰め寄る。ハーランの次男ウォルト(マイケル・シャノン)は「他殺を疑うのか?」と心外な表情。「全員が容疑者です」というブランに、「あなたの推理を聞かせなさい!」と激高する長女リンダ(ジェイミー・リー・カーティス)の姿も。対決ムードが過熱する家族たちを尻目に、ランサムは「盛り上がってるね」とニヤリ。彼らの反応からは誰が刃を抜いたのは、その真相は全く読み取れない、意味深な映像となった。
今回、ジョンソン監督が最も情熱を注いだ、ミステリーの舞台となる“刃の館”へのこだわりが明かされた。監督は不気味な趣味で溢れるハーランの家にキャラクターの個性を盛り込んだ。加えて、演技から撮影技術に至るまで、全て観客を日常から切り離す狙いで作り込まれた。これを実現するため、『ザ・マスター』『インヒアレント・ヴァイス』などで、ポール・トーマス・アンダーソン監督と共に印象的で繊細な世界観を築き上げたことで有名な、プロダクションデザイナーのデヴィッド・クランクをチームに招き入れた。「まずライアンと私が相談したのは、ハーランが自身の著書の中で描いた、外を向いた鏡の世界を彼の家で表現することだった」とクランクは振り返る。 彼は古典ミステリーを観漁り、そして現代のキャラクターの家として使えそうな個性的な家を自ら探しに出かけた。このジャンルに敬意を表しつつもライアンの2019年のキャラクターにマッチする家だ。そして彼はボストンの郊外に完璧な家を見つけた。1890年代に建てられた豪勢なゴシック・リバイバル建築で、オーナー一家が一度も手放すことなく住んでいた。中世のお城をイメージした造りや短剣のような尖塔など、その家からは多くのインスピレーションを得たという。
監督にとって、この世界観にどっぷり浸ることは重要なポイントだ。彼はキャストやスタッフが彼と同様に細部にまで献身的にこだわってくれたことに興奮した。その結果、スロンビー家の疑惑や謎解きの緊張感が建物から醸し出されている。ライアンは「編集の作業中でさえ、作品の中に発見があったんだ。きっと観客も大いに楽しめると思うよ」と締めくくった。ライアン・ジョンソン監督と精鋭スタッフがアガサ・クリスティーに捧げた、こだわりの詰まった“刃の館”をお観逃しなく。
ライアン・ジョンソン監督がミステリーの女王に捧げた『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は、2020年1月31日(金)より日本公開。
Photo Credit: Claire Folger
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