イラストレーターで漫画家のあらいぴろよが自身の体験をもとに描いたコミックエッセイを、三木康一郎監督により映画化した『“隠れビッチ”やってました。』が、12月6日より全国公開。
映画初主演となる佐久間由衣が“隠れビッチ”な主人公・荒井ひろみを熱演。異性にモテることを趣味&特技として、メイクはナチュラル、戦闘服は露出控えめのワンピース。絶妙なタイミングでのスキンシップや視線テク、会話術を駆使して相手の心を翻弄し、狙った男に「好きです」と告白させたら、即フェイドアウト。恋愛のおいしいところだけを楽しんで、カラダの関係は一切お断り。本作は、そんな“隠れビッチ”のモテ戦術を面白可笑しく披露しつつも、その裏に潜む現代女性の心の隙間や歪みに寄り添う作品となっている。出演は、本作が映画初主演となる佐久間由衣に加えて、村上虹郎、大後寿々花、小関裕太、森山未來など多彩な顔ぶれが揃った。
このたび解禁となるメイキングは、美容師志望の自然体系・安藤を演じた小関裕太による、優しいシャンプーと楽しい世間話を疑似体験できるニヤニヤ必至の主観映像となっている。心地よいシャワーの音とともに幸福な時間がスタート。優しく髪をなでてくれたかと思えば、「お湯加減大丈夫ですかー?」と気にかけてくれる姿に思わず笑みがこぼれる。普段は少しわずらわしいシャンプー中の世間話も、このシチュエーションなら思わず話し込んでしまいそうだ。こちらの話を聞いてくれたあとに、少し自分の話を盛り込むという会話テクニックもみせ、“忙しくて料理作れてない“、“景色の綺麗な海に行った”など、これは映画の中の話!?それともプライベートな話!?と妄想も膨らみニヤニヤはさらにエスカレート!最後に「洗い足りないところはないですかー?」と聞かれ、《神様、もう少しだけ!》と心の叫びも空しく、幸せなひと時は一瞬で過ぎ去ってしまう・・・。役作りのために、手がボロボロになるまで練習したというシャンプーは、たまに見せる笑顔にキュンとし、ふと目が合う瞬間にドキっとする最高の癒し体験となっている。
映画『“隠れビッチ”やってました。』は12月6日より全国公開。
(C)2019『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社