映画『叩き壊すほどに君へ -WADAIKO†GIRLS-』は、月刊アクション(双葉社)で2013年9月号~2014年9月号に連載された、すたひろの漫画「和太鼓†ガールズ」をベースに、原作を活かしつつも映画オリジナル要素の展開や人物も登場する。
裕福な家庭に育った松沢環(紺野彩夏)はお嬢様女子校でヒエラルキーのトップだったが、父の会社が倒産し生活が一変する。事情を誰にも言えなく行き場のない環は、交通事故での声帯損傷で言葉が話せない同級生の新島マリア(久保田紗友)が叩く和太鼓の音に魅了される。和太鼓に惹かれ、少しずつ心を開いていく環がマリアや和太鼓部員たちと共に葛藤し成長していく。人とうまく繋がることの出来ない不器用な人間たちが「音」によって繋がる瞬間を描く。
主人公・環を演じるのは、今作で映画初主演となる紺野彩夏。雑誌「Seventeen」専属モデルとして活躍し、ドラマ「仮面ライダージオウ」のオーラ役では幅広い世代から注目を浴びた。W主演の新島マリア役には、2020年1月公開の映画『サヨナラまでの30分』のヒロインに抜擢され、ドラマ「過保護のカホコ」「この世界の片隅に」「左ききのエレン」など話題作への出演が続く久保田紗友。監督は武田梨奈主演『かぐらめ』で長編デビューした奧秋泰男。和太鼓を中心に扱った映画は、日本の商業映画として初となる(2019年11月現在)。撮影は11月中旬にクランクインした。
©映画「叩き壊すほどに君へ WADAIKO†GIRLS」製作委員会