前作の『万引き家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞“パルムドール”を受賞した是枝裕和監督。今や世界中で新作が待ち望まれる監督の、長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画『真実』が、ギャガ配給にて、10月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開となります。
『シェルブールの雨傘』(63)のカトリーヌ・ドヌーヴをはじめ、『ポンヌフの恋人』(91)のジュリエット・ビノシュ、『6才のボクが、大人になるまで。』(14)のイーサン・ホークなど、世界のトップ俳優陣を迎え、母と娘の間に隠された「真実」を巡って物語が展開していく、是枝監督構想8年の渾身作にして初の国際共同製作である本作。
この度、本作が第76回ベネチア国際映画祭 コンペティション部門 オープニング作品に選出されたことを受け、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、リュディヴィーヌ・サニエ、クレモンティーヌ・グルニエ、マノン・クラヴェル、そして是枝裕和監督が記者会見とフォトコール、レッドカーペットに参加しました。
記者会見には、是枝監督が「記者会見で集まっている記者の数が、僕が経験した中でも圧倒的に多かった」と明かすほど、世界中から集う大勢の記者たちが押し寄せ、続くレッドカーペットイベントはマスコミ陣のほかに沢山の観客が集まり大盛り上がり。ジュリエットや是枝監督はサインを求められ、快く応じる場面も。公式上映は満席御礼で、上映中はカトリーヌ・ドヌーヴ演じる我儘で奔放で、でもチャーミングで憎めない国民的大女優ファビエンヌの毒舌に笑いが巻き起こったり、豪華キャストで描き出す母と娘の愛憎渦巻くドラマに涙したりと、観客もすっかり魅了された様子。上映終了後は、そんな作品の温かさを反映するように6分にも及ぶスタンディングオベーションが続きヴェネチアの観客から本作が愛されたことがひしひしと伝わる、オープニングを飾るに相応しいワールドプレミアとなりました。
【『真実』第76回ヴェネチア国際映画祭 概要】
参加者(敬称略) :カトリーヌ・ドヌーヴ(大女優ファビエンヌ役)、
ジュリエット・ビノシュ(ファビエンヌの娘、リュミール役)
リュディヴィーヌ・サニエ(ファビエンヌの共演女優役)、
クレモンティーヌ・グルニエ(リュミールの娘役)、マノン・クラヴェル(新進女優役)、
是枝裕和監督
実施日:8月28日(水)
■記者会見・フォトコール
実施時間=11:00~(日本時間 28日21:00~)
場所=PRESS CONFERENCE ROOM-Palazzo del Casinò – 3rd floor
■レッドカーペット
実施時間=18:40~ (日本時間29日1:40~)
場所=Palazzo del Casino
■オープニングセレモニー
実施時間=19:00~ (日本時間29日2:00~)
場所=SALA GRANDE
■公式上映
実施時間=20:00~ (日本時間29日3:00~)
場所=SALA GRANDE
■メディア向け囲み取材
実施時間=22:30頃~(日本時間29日 5:30~)
場所=Stucchi room (HOTEL EXCELSIOR VENICE内3F)
----
監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ『シェルブールの雨傘』/ジュリエット・ビノシュ『ポンヌフの恋人』/
イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』/リュディヴィーヌ・サニエ『8人の女たち』
撮影:エリック・ゴーティエ『クリスマス・ストーリー』『夏時間の庭』『モーターサイクル・ダイアリーズ』
配給:ギャガ
©2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA
© Getty Images