第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向き、日々の暮らしを紡いでいく女性・すずの深い感情を、新たなエピソードを盛り込むことで描き出す、新作劇場アニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日(金)より公開となります。
この度、解禁される場面写真では、すずとリンが二葉館の前で語らう場面や、神妙な面持ちのすずが白い息を吐きながら雪を踏みしめるシーンの他、本作より初登場となる新キャラクターの“テル”の姿が初披露となります。すずとリン、そしてテルが本作でどう描かれていくのか。本作への期待が一層膨らむ場面写真です。
さらに、7月12日(金)より、一部の上映劇場とメイジャーWEBサイトにてムビチケカードの発売も決定しました!ムビチケカードはペア券とシングル券の2種が用意されており、異なった絵柄のオリジナル葉書き(非売品・数量限定)が特典としてそれぞれに魅力を添えています。
ペア券のムビチケカードには、すずとリンが一人ずつ描かれ、付属の台紙に2枚のカードを差し込むと二人が寄り添うビジュアルが完成する仕様。特典のオリジナル葉書きは、今回解禁となった二葉館の前で語らうすずとリン、そして、すずがりんどう柄の茶碗を空にかざす姿が描かれており、2人の運命的な出逢いを感じさせるセットになっています。
また、シングル券の特典オリジナル葉書きには、すずの少し困惑したような瞳と、リンの達観した眼差しが桜の花びらの中で揺れる、新たな場面写真が描かれています。いずれも新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が持つ“大切な誰かを想う”複雑な想いの一端を感じるセットです。ムビチケの発売に併せ、新場面写真が追加された第2弾ティザーチラシも、全国劇場他にて配布開始となります。
さらに、10月1日より、全国のローソン・ミニストップにて、映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』海洋堂製オリジナルフィギュア(絵コンテver.)付ムビチケカードの発売が決定!
フィギュア業界では群を抜いたクオリティで、高い評価と販売実績を誇る海洋堂の造形作家、香川雅彦氏と松本栄一郎氏が映画の世界観にリスペクトを込めながら、想像と創造を駆使し原型制作を行った逸品です。ラインナップは「すずさんと晴美さん」「献立を考えるすずさん」「スケッチをするすずさん」「すずさんと周作さん」の4種類。映画の印象的なシーンを掌サイズに凝縮したこの4体とムビチケカード(シングル券・特典葉書きなし)をセットにして、特装ボックスでお届けいたします。また、ムビチケカードが付かないフィギュアのみでの販売もローソン・ミニストップ限定で行います。
どのアニメーション作品にも、産声をあげる過程に必要なのが絵コンテの制作。勢いのある線で物語がひとつひとつ紡がれていくその様と、鉛筆で描いたような濃淡を塗装で表現しています。
クラウドファンディングから始まった小さな作品が、たくさんの方々の支えによって大きな花を咲かせ、まるでたんぽぽの綿毛のように全国に広がっていきました。そして今、そんな映画『この世界の片隅に』を原型とした新しい物語が生まれようとしています。すず、リン、周作…。それぞれの内に秘められたこぼれ落ちるほどの“想い”を、片渕須直監督はどのように映像化するのでしょうか。新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、2019年12月20日(金)の公開に向け鋭意制作中です。今後の展開もどうぞご期待下さい。
(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会