カンヌ国際映画祭 2019「監督週間」に選出された、三池崇史監督最新作『初恋』が東映配給にて2020年公開予定。そして主役の葛城レオを窪田正孝さんが演じることを発表となりました。
平成の終わりに『孤狼の血』で日本のフィルムノワールを復活させた東映が令和に入り新時代のノワールを完成させ、カンヌに乗り込みます。本作は現在放送中の「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」が絶好調で2020年度前期の NHK 連続テレビ小説「エール」への出演も決定している窪田正孝が主演をつとめ「ケータイ捜査官7」以来約 10 年ぶりに三池崇史監督とタッグを組みました。三池崇史監督は世界各国の映画祭の常連でカンヌ映画祭は2年ぶり7回目、「監督週間」には 4年ぶり3回目の選出となります。
今回三池崇史監督が挑んだのは原作のないオリジナル作品。希有の才能を持つ、プロボクサー葛城レオ(窪田正孝)が、負けるはずのない相手との試合で KO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描きます。三池監督よりカンヌ国際映画祭監督週間での上映に向けたコメント、窪田正孝より三池監督との再タッグ、またカンヌへの想いも到着しました。
【三池崇史監督コメント】
初めて撮ったラブストーリーがカンヌに選ばれた。幸せです。バイオレンスよ、さらば!!
【窪田正孝コメント】
ケータイ捜査官7のオーディションで三池監督と初対面してから約10年が経ちます。現場で監督が演出する 1 カット 1 カットがとにかく面白くて、その魅力に、その空間にしがみついて役を生きていたいと当時感じたのを思い出しました。再び、三池ワールドに帰ってくる機会をもらえて本当に嬉しかったです。
挑戦してみたかったボクサー役。もう一度、面と向かって監督とセッションできたのは本当に幸せな時間でした。今作がカンヌ国際映画祭「監督週間」にも選出され、三池さんにまた新しい世界を魅せてもらえた気がします。本当に底知れない人間的魅力、チカラ、器が三池監督にはあるのだと思います。話してると普通の大阪のオッサンなのに。笑
映画 『初恋』ぜひ、よろしくお願い致します。
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『初恋』
監督:三池崇史 主演:窪田正孝
企画プロデュース:紀伊 宗之(東映)
プロデューサー:Jeremy Thomas(Recorded Picture Company)
プロデューサー:坂 美佐子(OLM)
制作:OLM 配給:東映
(C)2020「初恋」製作委員会