世界規模の軍縮協定により、兵器による戦争がなくなり情報戦が激化した世界に生きるスパイの男たちを描いた「メサイア」シリーズ。2018年4月に上演された舞台「メサイア-月詠乃刻-」の直後を描く『メサイア -幻夜乃刻-』が、11月17日(土)よりユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほか全国順次ロードショー。
公開を間近に控え、完成披露舞台挨拶が行われた。
本作から舞台チームと映画チームがタッグを組むこととなったことに関して聞かれた山口監督は、「(脚本の)毛利さんと(脚本協力の)西森さんと初めてやらせて頂きましたが、原作にアイデアを肉付けしていくという今までと違うやり方で、この先どうなるか分からないまま本作を作りました。誰にも分からないのが面白いですね」と、新たな手法で取り組んだ本作の魅力を語った。
映画のネタバレを避け、主に予告編に関して話が進んでいき、その予告編中では有賀涼(井澤)は昏睡したシーンしかなかったとイジられてしまった井澤は「本当に寝てしまったんです。起きたら撮影が終わってたんですよ」と明かすと、山田に「それってプロとしてどうなのよ!?」と厳しいツッコミを入れられた。また、加々美(杉江)とサリュート(山田)が共に行動するシーンが多く、スークは置いていかれたのでは?と聞かれたスーク役の宮城は、「でも(サリュート役)のジェームス君とも撮影中の思い出はあります! 休憩中寝ている間に買ったばっかりのiPhone10にたくあん置かれたんです!」というトンデモエピソードを披露。会場を沸かせた。
そして、登壇者たちが共通して挙げたのは、監督が晴れ男だったというエピソード。一緒にいる時間が多かったという山本と橋本は、現場で空を見上げている監督を目撃し、「空見た結果晴れてるから、監督は神なのかと思ってしまいましたよ」と山本がジョークを飛ばした。また、初日から撮影だったという杉江は、「雨の予報だったんですが、かんかん照りになったんですよ!」と驚きを隠せない様子だった。PV撮影で監督と一緒だったというBlu-BiLLioNは、「撮影当日は台風が来ていたんですが、皆さんの言う通りやっぱりかんかん照りでした」と話し、登壇者全員で監督の晴れ男っぷりを改めて確認していた。
主題歌『Let There Be Light』を担当したBlu-BiLLioNの3人は、「台本を読んでストーリーに合ったものを作りました。映画の雰囲気を壊さず、かといって中身のないものにならないよう、映画に沿うサブストーリーのような楽曲に仕上げました。喜んで頂けたら嬉しいです」と、『メサイア』映像作品の主題歌を担当してきた彼らならではの楽曲へ対する思いを明かした。
最後に杉江はイベントへ来てくれた観客に対し、「今作は『メサイア』の中でも挑戦的な作品ですし、自信を持ってお届けできる作品になっています。上映前ということで、皆さん観てから僕と話しましょう!」と会場を盛り上げ、イベントの幕が閉じた。
『メサイア—幻夜乃刻—』は11月17日公開!
制作プロダクション:ダブルアップエンタテインメント/配給:トリプルアップ
©MESSIAH PROJECT ©2018 映画メサイア幻夜乃刻製作委員会