今年惜しくも急逝された俳優、大杉漣が主演・エグゼクティブプロデューサーを務めた、教誨師と6人の死刑囚の対話を描く映画『教誨師』(きょうかいし)が、10/6(土)より有楽町スバル座 他にて公開となります。この度の公開に寄せて、映画の感想、そして大杉漣さんへの想いがこもったコメントが、草彅剛さん、天海祐希さん、黒沢清監督より到着!
◆草彅 剛(俳優)
「映画『教誨師』を見た夜、僕は珍しくなかなか寝付けませんでした。”生”と”死” 誰にでも共通して存在する事。それはとてもシンプルな事なのに、何で人はうまく生きられないのか?いつの間にか、僕も、薄暗い小さな面会室の中に入って、死刑囚の方と一緒に、目の前の漣さんの話を聞いているかの様でした。こんなにも映画と、僕自身の距離が近く感じたのは初めてかも知れない。きっと、それは漣さんの心と牧師、佐伯保の心が重なり、本当の教誨師になっていたからだと思います。
300の顔をもつ男、”大杉漣”さんの顔がまた一つ、これからも増えましたね。ありがとう、漣さん。 」
◆天海祐希(女優)
「漣さんの、優しくも鋭い矢で心の真ん中を射られた気がした。真っ直ぐ、誠実な瞳で漣さんが見ていた事、そして伝えたかった事が今、ここに残っている。もう一度、漣さんに触れられた様な、そんな気がした。」
◆黒沢 清(映画監督)
「日本映画の俳優はつくづく層が厚いなあと思った。 凛とした俳優、いかにも何気ない俳優、得体のしれない俳優、 見ていてほっとなる俳優。そして、それらの頂点に大杉漣がいる。 」
映画『教誨師』は10月6日(土)より、有楽町スバル座、池袋シネマ・ロサ他にて全国順次公開
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