1秒も目を離せない先読みできない展開。映画全編に緻密に張り巡らされた伏線の先に待ち構える、驚愕の結末。中村サスペンス最高傑作との呼び声高い衝撃作『去年の冬、きみと別れ』。
岩田剛典主演で、従来のイメージを180度覆しかねない強烈なキャラクター、狂おしいまでに一途な愛に生きる主人公=耶雲恭介は、彼の代表作になること必至。美しい婚約者=松田百合子には山本美月。耶雲の取材ターゲット=木原坂雄大には斎藤工。その他、北村一輝、浅見れいな、など最高のキャスト陣が集結。
2月21日(火)に東京ドームシティホールにてジャパンプレミアイベントを実施。会場に集まった約1500人の熱気が充満する中、登場したのは本作の主題歌を努めたm-flo!映画の世界観、込められたメッセージを深く表現した主題歌「never」を披露し、その圧巻のライブで場内は大いに沸く。そして、主演の岩田剛典が登場すると割れんばかりの大歓声!岩田に続いて、山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝ら豪華キャストと、監督を努めた瀧本智行がステージに集結!
来場者たちからの大歓迎に「皆様、楽しみに待って頂けておりますでしょうか?僕もこの日が来るのを待ちわびていました!どんなリアクションをして頂けるのかとにかく楽しみにしています」と笑顔を見せる岩田。続けて、山本が「これからこんなに多くの人がこの映画を観てダマされるんだと思うと、とてもワクワクしています。映画を観て頂いた後は、周りの方々と素敵なお話をネタバレ無しで沢山して頂いて、皆さんと一緒に罠を仕掛けられたらいいなと思っています!」と意気込み。斎藤は「容疑者です(笑)」と笑いを誘いながら、「原作をたまたま購入していて。読んでいたので、まず映画化の話を伺った時にはどうやって映像化するのかと最初に疑問を抱いていました。でも、完成した今となっては、岩田さんにしか演じられない耶雲だったし、他のキャストの皆さんもそれぞれの方が絶対に”この人でなければ務まらない”。本当に奇跡的な作品になったと思います。
それを監督された瀧本さんは本当に素晴らしいなと思っています。その輪の中に入れた事が本当に嬉しいです」とオファーを受けた際の心境を明かすとともに、映画鑑賞後の思いにふける。
そんなキャストたちの言葉を聞いて、瀧本監督は「今日一緒に登壇した5人の俳優陣は、皆さん難しいニュアンスを要求される役どころだったのですが、本当に見事に演じきって頂きました。素晴らしい仕事をしてくれたことに、心から感謝しています」とコメント。続けて、「特に岩田くんは、全身全霊で真摯にこの作品に取り組んでくれて、彼は俳優としての新境地を自らの手で切り開いたんじゃないかなと思っています。この後、スクリーンに映し出される彼の姿にきっと、震えることになると思います!期待して下さい!」とすべてを懸けてこの作品へ挑んだ岩田への賛辞と共に作品への自信を覗かせる。
「脚本を読んだ時に私自身、本当にダマされたので、皆さんも是非ダマされて帰って下さい!」と浅見。北村も「あんまりネタバレになるので…話せないのですが(笑)」と全編罠だらけな本作のネタバレに気を使いながら、「きっとびっくりします。…岩ちゃんめちゃくちゃかっこいいですから!」これから上映される映画本編への期待感を煽る中、岩田が「どうしても聞きたいことがある!」と自身が演じた新進気鋭の記者・耶雲さながらに、共演者たちを取材!?
「最近スクープだ!と感じたエピソードがあれば教えてください」との問いかけに応じたのは山本と浅見。「どうしようかな...」と少し困惑気味の2人だが、山本が「監督がちょっと強面じゃないですか(笑)でも実はドーナツが好きだってことを聞きました」とのスクープを。そんな可愛らしい一面を暴露された監督は照れながら「これは時間のムダだ!」と笑顔を見せる。「撮影中に、北村さんとご一緒することがあって。本当にレディーファーストなんですよね。もちろん私だけではなく、女性スタッフ、私のマネージャーとかにも優しくて。エレベーターに乗るときも、必ず女性陣に先を譲るんですよ」との浅見が北村に関するエピソードを披露すると、斎藤が「男性にもそうなんですよ!」とすかさず加え、「え!そうだんだ!マネージャーたちが完全に目がハートマークに...」と驚く浅見に「いや男性でもなりますよ!」と斎藤。岩田も「ドキッとする」とコメントし、会場からは笑いが。
続けて、「もう一回クランクインして、演じるとしたらどの役柄を演じたいですか?」との岩田からの質問には「完成したものを観て、どの役柄もすごく大変だと思ったんですけれど...美月さんが演じた百合子を演じたいです。髪をこうして(かきあげる)シーンがあるじゃないですか。ちょっと映画の後半になるので、詳細が話せないのですが、そのシーンがすごくかっこよくて」と斎藤。北村は「女性の役どころだったら、岩ちゃんとキスできるからな~」と冗談を飛ばしながらも、「岩ちゃんのデートシーンが憧れるなぁ~。あんなデートないよねっていうか。海で爽やかで」と答えると「あのシーンの撮影は監督が一番、照れてましたよね」と岩田。「誰かに変わってもらいたかったぐらい」と瀧本監督は苦笑気味に撮影を振り返る。すると斎藤から岩田へも同じ質問を。「僕、木原坂ですかね!セクシーな...」との岩田の答えに「セクシーかは分からないけど、タンクトップだよ。基本タンクトップ。なんかの雑誌にタンクトップの男はダメだって書いてあった」と笑いを誘う斎藤に、岩田が続けて「まんまやん!って思いました(笑)本当に、はまり役だったと思います」と話すと斎藤の表情には嬉しさが垣間見えた。
そして、m-flo が再登場し、代表して☆Taku が「この楽曲は m-flo にとっても、LISA が復活したすごく思い入れのある曲です。m-flo としての正直な気持ちがリリックに入りつつ、映画とすごくマッチしているところが僕らとしても素晴らしい機会を与えてもらったと。すごく素敵な映画のエンディングをやらせてもらったことをとても嬉しく思っています」とコメント。
最後は「よくこの映画の宣伝で”ダマされた!”とか”ダマされる!”とのキャッチフレーズを見かけると思います。僕はこの映画の本質はそこではないと思っていて、映画が迎える驚愕の結末、真実は人間の中にある欲であったり、愛情を表現していて、それが映画のテーマになっていると思います。映画を観て頂いて初めてタイトルの意味を理解して頂けるのではないかなと信じています!楽しみにしていて下さい!」と作品に込めた熱い想いを贈り、期待感溢れる中、舞台挨拶は幕をおろした。
張り巡らされた罠。真実を目撃したとき、あなた自身が巨大な罠にハメられていたことに気づき、そして、映画のタイトルの本当の意味を知ったとき、立ち上がれないほど、心震える―3月10日(土)、 『冬きみ』に観る人すべてが、ダマされる!是非、ご期待下さい!
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会