『桐島、部活やめるってよ』、『紙の月』など、人間の光と闇を描き続ける吉田大八監督の最新作『羊の木』。原作は熱狂的な支持を集める山上たつひこ×いがらしみきおの巨匠タッグによる超問題作「羊の木」。マンガ界を震撼させる内容で、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。吉田監督はこのセンセーショナルな原作の世界観をベースに、誰も想像し得ない衝撃と希望の結末を創りあげました。
主人公の月末を演じるのは、本作が吉田大八監督作品への初参加となる錦戸亮。吉田監督が「ひたすら受けの芝居が続く難しい役柄なのに1シーンとして同じ表情がない。いつまでも見ていたくなる」と絶賛した絶妙な存在感で、思いがけず元受刑者の受け入れ担当者になってしまった気のいい市役所職員の戸惑いと揺れを見事に表現。さらに松田龍平、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯ほか、日本映画界屈指の実力派が集まり、人間の本性を炙り出す極限のヒューマン・サスペンスが誕生しました。
この度、本作の本ビジュアルと予告編が遂に解禁となります。舞台は、ある港町。市役所職員・月末(錦戸亮)は、見知らぬ男女6人(北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平)の受け入れを担当するが、移住してきた彼らは、どこかおかしい。町が抱える過疎問題を解決するために、元受刑者を受け入れるという“国家の極秘プロジェクト”であることを告げられた月末が知った、さらなる衝撃。
“彼らは全員、元殺人犯”。本ビジュアルでは、月末の周りに6人の元殺人犯と、月末が思いを寄せる同級生の文(木村文乃)が配置され、彼らが見るものを圧倒する迫力で月末に迫る様子が伝わってきます。そして、予告編の冒頭では、さびれた平和な町に、“元殺人犯”という素性を隠しながら新住民として移住してきた男女6人が、新生活を始める姿が映し出されます。住民たちは彼らの素性を知らずに交流を持ち、月末の同級生で都会から地元に戻ってきた文は、“元殺人犯”の一人である宮腰(松田)と交際にまで発展。 不穏な空気が漂うなか、身元不明の変死体が発見され、静かな町の日常が崩れていく様が垣間見えます。後半にかけて高まる緊張感から、物語は思いがけない方向へと加速して展開されることが予見され、想像を超える衝撃と希望のラストに期待がかかる映像となっています。
公式YouTube:https://youtu.be/NBcBtl6rLmo
映画『羊の木』2018年2月3日(土)全国ロードショー
(C)2018『羊の木』製作委員会 (C)山上たつひこ いがらしみきお/講談社