アカデミー賞8部門受賞作『アマデウス』に続き、遂に誕生したモーツァルト映画最新作『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』。世界中で親しまれ、数々の名曲を生み出したアマデウス・モーツァルト。本作は、偉大なる天才音楽家の生誕260年を記念して、アカデミー賞8部門受賞作『アマデウス』(84)以降、満を持して制作された本格的モーツァルト映画となる。1787年、モーツァルトがプラハで「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したという史実に想を得て、猟色家ドン・ファンを主人公にしたオペラ創作の背景に、モーツァルト自身を巻き込んだ愛と嫉妬と陰謀の三角関係があったとする独創的な作品だ。
アナイリン・バーナード扮する天才音楽家モーツァルトを捉えた新場面写真。映画『ダンケルク』で、ダンケルクの浜辺でトミー(フィオン・ホワイトヘッド)と出会い、行動をともにする寡黙な兵士ギブソン役でも話題沸騰中のイケメン俳優だ。日本人の記憶に刷り込まれた『アマデウス』(84)でのひょうきんで変人さを誇張されたモーツァルトとは異なり、愛する息子を病で失い苦悩しながらも、歌姫スザンナ(モーフィッド・クラーク)との道ならぬ恋に落ちていく等身大の男性としての姿を見せる。『フィガロの結婚』によって一世を風靡した天才音楽家が、いかにして自らの体験のもと、次作へと取り組んでいくかという過程も興味深く描かれていく。さらに、スザンナを巡り、悪名高いサロカ男爵(ジェームズ・ピュアフォイ)と攻防繰り広げていく三角関係のクライマックスにも注目です!
映画『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』は12月2日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。
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