全世界での累計発行部数が3000万部を超える、超人気コミック
「東京喰種 トーキョーグール」。早くも熱い注目を集めるなか、6月2日(金)にYouTube Space Tokyoにて本作のキックオフイベントが開催されました。
音楽や主題歌情報も解禁され、音楽は『マトリックス』シリーズのドン・デイヴィス、劇中に登場する喰種の赫子(かぐね)と、喰種に抵抗するCCGの特殊な武器クインケの音を作ったのは『ゼロ・グラビティ』のニコラス・ベッカーらハリウッドの第一線で活躍するスタッフの参加を発表。また映画主題歌には、RADWIMPS野田洋二郎のソロプロジェクト「illion」による「BANKA」に決定したことが明かされ、会場だけでなくYouTubeのコメントやTwitter上でも大反響となりました。
キックオフイベントの会場となったYouTube Space Tokyoは、東京の中心地・六本木で東京タワーを望む絶好のロケーション。まさに『東京喰種 トーキョーグール』にふさわしい舞台で、ゲストへの質疑応答からイベントがスタート。あらためて超人気原作の映画化ついて、原作の大ファンを公言するプロデューサーの永江智大より、実写化したい気持ちを強く持っていたとしてその経緯が明かされた。監督オファーを受けてから本作を知ったという萩原は、原作コミックを読んでその面白さに魅了され、絶対に実写化の監督をしたいと決心。沸き起こるアイデアからイメージプランをプレゼンし、あらためて監督として選ばれたことを語った。
原作者の石田スイは、主人公のカネキ役に自ら窪田を熱望したことに言及。この日は福岡からの参加となった石田は、リアルタイムで永江プロデューサーを介してコメントを発信し、「初めて窪田さんを拝見した時に、万が一実写化するならこの人がいいなと感じたので、そこが自分の中での映像化する意味だったのかと思います」とその理由を述べた。こうして原作者のリクエストでカネキ役のオファーを受けた窪田は、出演依頼を受けた時の気持ちについて、「サプライズ!」と一言。本作については、「カネキにとっては悲劇だけれども、人の悲劇って喜劇にもなる、そんな瞬間をすごく感じられた」とコメント。さらに、「生みの親である先生に直々にオファーをいただけることは光栄です。本当にビビっていましたが、先生がコメントを出してくれたことで救われました」と笑顔を見せた。
全世界のファンが待ち望む映画の出来に質問がおよぶと、監督の萩原が「自信はあります」と力強く宣言。VFXやサウンド面で邦画ではなかなかできない挑戦的な試みを行ったほか、何よりおすすめだというのが「キャスト陣の演技がものすごくいいこと」。キャラクターを演じる上で、原作のイメージを保ちつつリアリティを持たせるという両立が難しいなか、特に窪田については「ぎりぎりリアリティを保つバランスがうまいし、いつも想像を超えてくるずっと見ていたいと思えるような芝居をしてくれた」とその演技を絶賛した。
質疑応答の後は、松竹の大角正常務取締役映像本部長より、世界での配給国の最新情報が発表された。なんとまだ映画完成前にも関わらず、早くも北米、ヨーロッパ、アジアなど全23ヵ国での上映が決定!すでに海外の配給会社にも、世界中に本作のファンが多数いる事実が認知されており、今後も世界規模での盛り上がりが期待される。
また本作のプレミア上映についても発表され、本作の初お目見えとなるワールドプレミアは、7月3日(月)アメリカ・ロサンゼルスで行われる「アニメ・エキスポ」で上映されることが決定。ヨーロッパプレミアは7月7日(金)ドイツ・ベルリンで、そしてジャパンプレミアは7月10日(月)東京・丸の内ピカデリーで行われることが決定した。窪田は、世界での上映について「気を引き締めて、みんなで力を合わせて、世界の「東京喰種」として伝えていけたら」と意気込みを語った。
続いて、世界中の『東京喰種 トーキョーグール』ファン=トーキョーグールサポーターズと中継をつなぎ、窪田や石田との質疑応答が行われた。参加したのは韓国、チリ、アメリカ、ハワイ、フランスのファンたちで、時差の関係で参加国によっては早朝であるにも関わらず、コミックを手に持って中継に登場する熱狂っぷり。世界でも『東京喰種 トーキョーグール』が熱烈に支持されていることが窺えた。
最後に、映画公開を楽しみにしている世界のファンへ、窪田からメッセージが贈られた。「この作品がたくさんの方に愛されていることを承知しているからこそ、ひとりでも多くの方に、もっと世界の方に広まっていってほしいなと心から願っています。大役なのでプレッシャーもたくさんありましたが、スタッフみんなでつくった2時間の集大成をお届けできるように、これからたくさんがんばっていきたいと思います」
映画『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日全国公開!
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