さまざまな分野にて才能を発揮した伊丹十三氏の遺業を記念して設立され、ITM伊丹記念財団より送られる「第9回 伊丹十三賞」。この度、音楽・エッセイ・演技といった幅広いジャンルで活躍しているエンターテイナーとして、星野源が受賞しました。
最近ではドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が大ヒットし、星野の歌う主題歌『恋』は数々のヒット記録を樹立。”恋ダンス”は社会的ブームを巻き起こした。『NHK紅白歌合戦』へ2年連続出場するなど、音楽家としての活躍もめざましい一方で、俳優としても活躍。前述の『逃げるは恥だが役に立つ』での津崎平匡役はもちろん、『コウノドリ』や大河ドラマ『真田丸』に出演。2013年には初主演映画『箱入り息子の恋』、『地獄でなぜ悪い』などに出演し、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか多数の映画賞を受賞するなど、ドラマだけでなく映画界でも成功を収めている。
星野は今回の受賞に対し、驚いた、と気持ちを述べたうえで「自分にとって伊丹さんの存在は、遥か遠くに見える灯台のようでした。しかし、その灯りへはどうやっても辿り着けないようにできていて、その活動の姿勢や後ろ姿から、暗に「君は君の場所を作れ」と言われてるようにいつも感じていました。」と伊丹十三さんへの想いを語りました。
今後、4月7日(金)に星野が主人公”先輩”の声を務めるアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』が全国公開となります。後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せるも、外堀を埋めるばかりで一向に進展させられない冴えない大学生の“先輩”という役どころを熱演。本作で星野はアニメ声優として単独初主演となります。
多岐にわたり活躍を続ける星野源。映画『夜は短し歩けよ乙女』でアニメ声優としても話題になること間違いなし!?