かねてより「私のお気に入りの作品」だと公言するスティーブン・スピルバーグが2009年に実写映画化権を獲得、ハリウッド実写映画化決定のニュースは世界中を駆け巡り、その動向は世界中から注目を集めていた、SF作品の金字塔『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』。
この度、押井守の監督映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』での集結から22年、その続編にあたる『イノセンス』や神山健治のTVアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」などで声優を努めた、田中敦子さん(草薙素子役/※ハリウッド版においては“少佐“役)、大塚明夫さん(バトー役)、山寺宏一さん(トグサ役)がハリウッド実写版にて、『攻殻機動隊SOLID STATE SOCIETY 3D』から6年ぶりに同役で吹き替えを務めることが決定した。
現在公開されている日本版の予告映像では、タイトルコールを田中敦子さんと山寺宏一さんが担当しており、正式に発表はしていないものの、ファンは即反応!SNS上では密かに話題を呼んでいました。吹き替え版がつくられる際には、是非アニメ版のキャストを!という声が多くあがっていましたが、今回そんなファンの期待を裏切らない粋なキャスティングが実現!
日本で生まれた漫画やライトノベル、小説などを原作とし、ハリウッドで実写映画化されてきた作品の中で、アニメーション作品で声優を務めたキャストがハリウッド作品の実写映画においても同じ役で吹替を務めるということは、史上初の試みとなり、『攻殻』ファンのみならず、日本のアニメ界においても、このような“逆輸入”作品でのキャスティングは非常に画期的な取り組みです。今回再び同メンバーが集結したことについてキャスト陣は
「目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした。」(田中さん)、
「久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました。」(大塚さん)、
「他のメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました。」(山寺さん)と
それぞれ感無量の様子でアフレコ収録の現場を振り返っています。しかしそんなキャスト陣に対して、押井守監督は
「この役を演じるのは久しぶりだと思います。ぜひ自分の感じたままで演じて欲しいです。」と監督視点で冷静にコメント!しかしながら期待は高まっているようで
「楽しみとしか言いようがないですね。実写版の吹き替えがどうなるのか、お手並み拝見です。」とコメントを寄せています。
北米ではいよいよ3月31日に公開を迎える本作ですが、公開に先駆け、日本を筆頭にワールドプレミアがスタートすること、それに伴い、スカーレット・ヨハンソン、ピル—・アスベック、ジュリエット・ビノシュ、ルパート・サンダース監督の来日が決定したことが発表され大きな話題を呼んでいる本作。ファンが歓喜に沸くこと間違いなしの吹き替え版と共に、全世界待望のSFアクション超大作に引き続き是非ご注目ください。
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監督:ルパート・サンダース 『スノーホワイト』
製作:アヴィ・アラッド、アリ・アラッド、スティーヴン・ポール
脚本:ジェイミー・モス、ウィリアム・ウィーラー 、アーレン・クルーガー
原作: 士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハンandジュリエット・ビノシュ ほか
邦題:ゴースト・イン・ザ・シェル
原題:GHOST IN THE SHELL
公開日:(北米)2017年3月31日(日本)2017年4月7日
配給:東和ピクチャーズ
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