遠藤憲一・水野真紀・近藤明男監督、山極勝三郎が眠る上田市浄楽寺にて参拝[映画『うさぎ追いし -山極勝三郎物語-』先行公開初日舞台挨拶レポート]

遠藤憲一・水野真紀・近藤明男監督、山極勝三郎が眠る上田市浄楽寺にて参拝[映画『うさぎ追いし -山極勝三郎物語-』先行公開初日舞台挨拶レポート]1
遠藤憲一・水野真紀・近藤明男監督、山極勝三郎が眠る上田市浄楽寺にて参拝[映画『うさぎ追いし -山極勝三郎物語-』先行公開初日舞台挨拶レポート]2

 長野県上田市が生んだ偉人!日本が誇る人工癌研究の先駆者・山極勝三郎…その生きざまに迫る珠玉のヒューマンドラマ

 この度、新日本映画社配給作品『うさぎ追いし 山極勝三郎物語』が全国の公開に先駆けまして、11月5日(土)より長野県で先行公開となりました!当日は、山極勝三郎が眠る上田市浄楽寺にて主演 遠藤憲一さん、水野真紀さん、近藤明男監督が参拝し、墓に映画の完成を報告するとともに、TOHOシネマズ上田にて初日舞台挨拶を実施致しました。

 舞台挨拶冒頭で、「自分は若い時、人を殺す役ばかり演じてきました(笑)」と場内の笑いを誘った遠藤さん。実在した病理学者・山極勝三郎を演じてみての役への取り組み方や苦労したことを聞かれると、「人の命を救うため、癌研究に自分の命をも捧げた第一人者です。まさか山極さんも 21 世紀に入って、自分(遠藤)みたいな人間に演じられるとは思っていなかったと思います。自分でもまさかこういう役を演じるとは夢にも思っていませんでした。プロデューサー、監督と脚本の段階で何度も話し合い、全力投球で演じた作品です」とコメント。勝三郎の妻・かね子を演じた水野さんは「今まで悪役をたくさんやってきた遠藤さんが、とても知的な山極勝三郎になりきっているところを間近で見ることができて嬉しかったです」とを称賛。また、撮影時のエピソードやこだわった点を聞かれた近藤監督は「実在した立派な方のストーリーですから、どうしても堅くなってしまったり、つまらなくなってしまうようなことは避けたかった。勝三郎をとにかく遠藤さんに演じてもらいたくて、3 年くらい前からオファーしていました。プロデューサーとともにキャスティングに命をかけていた」とコメント。

 映画の役柄に因んで、人工ガン発見のために約2年間もかけてうさぎの耳にひたすらコールタールを塗り続けた勝三郎のように、昔からこれだけはやり続けていることはありますか?との質問に、遠藤さんは「採用されるかされないかは別として、後悔しないように、撮影現場で思い立ったことは必ず口に出して言うことにしています」と明かしました。また、勝三郎を支え続けた芯の強い妻かね子を例にあげて、水野さん自身はどのような妻なのかとの質問に、「ある漫画のセリフに“相手の成長をとめるような愛し方はするな”という言葉があったのを思い出しました。思う存分勝三郎に研究をさせたことから、きっとかね子もそういう気持ちだったのだと思います。私自身、夫が仕事人として輝くためにはどうしたらいいのかを考えた時、仕事に集中させるためには放っておくことが一番だと思っています」とコメント。

 最後に、遠藤さんは「今の映画では珍しく、漫画原作に逃げず、アクションに逃げず、笑いに逃げず、涙に逃げず、とにかく“どストレート”な、これぞ“ザ・日本映画”というような、昔懐かしい日本映画ができました。たまにはこういった作品もいいのではないでしょうか。是非お楽しみください!」、水野さんは「直球で勝負する映画だと思っています。おじいちゃんからお孫さんまで、三世代で安心して楽しんでもらえる作品です。観終わったあとは、人が生きていくということはどういうことなのか、と考えさせられる映画です。」と映画のアピールをして締めくくりました。会場が舞台となった長野県上田市ということもあり、満員御礼の熱気ある舞台挨拶となりました。

長野県以外の都道府県では、2016年12月17日より順次公開を迎えます。
お楽しみに!

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©2016「うさぎ追いし-山極勝三郎物語-」製作委員会

最終更新日
2016-11-09 17:30:00
提供
『うさぎ追いし -山極勝三郎物語-』公式サイト(引用元

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