京都とパリ、二つの古都を舞台に母と娘の人生が交差する―
伝統を守り続けてきた家族の絆―、日本中に感動を贈る予告が完成!
1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版として、原作では描かれなかった、大人になった主人公たちの物語として映像化。京都伝統の呉服屋で生きる姉と北山杉の里で働く双子の妹を主演の松雪泰子が一人二役で演じ、それぞれの娘役で橋本愛と成海璃子が共演。その他、伊原剛志、奥田瑛二ら豪華キャストが脇を固める。
この度、松雪泰子の着物姿が印象的な本ポスターが解禁!解禁されたポスターは「この運命に、生きる―――。」という言葉と、千重子の思慮深くも力強い眼差しに、日本の伝統に生きることを選んだ母の凛とした生き様が投影されている。
さらに予告編は松雪泰子が演じる生き別れた双子の姉妹、千重子と苗子が母親となってからの姿からはじまる。千恵子は夫・竜介(伊原剛志)と共に20年前に京都室町に先祖代々続く「佐田呉服店」を継ぎ、室町で穏やかな暮らしを守り続けている。就職活動中で一人娘の舞(橋本愛)は、一流商社の二次面接を控えていた。一方、京都のはずれの北山杉の里で夫と林業を営む苗子は、絵画の勉強のためパリに留学した娘の結衣(成海璃子)を陰ながら応援していた。映像中盤ではそんな二人の娘が人生の「岐路」に立たされ、母と娘がそれぞれ苦悩する姿を映し出す。進路に対する意見の相違から「お母さんが気にしてるのは、この佐田の家の顔やろ!」と言い捨てる舞、そしてスランプに陥り何を描けばいいかわからないと涙する結衣。人生を別ってきた二人の母は、伝統を守り続けてきた自身の人生に思いを馳せ、娘の未来のために何をしてやれるのか―。
フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」の劇中歌に抜擢されたことでも注目を集めているシンガーソングライターの新山詩織が唄うエンディング曲「糸」(作詞作曲:中島みゆき)の優しい歌声が映像を盛り立て、歌詞の世界観がぐっと心を掴む、感動的な仕上がりとなった。京都市全面バックアップのもと、オールロケが敢行され、予告編の映像にも日本最古の人工林である北山杉、嵐山、文化財指定された町家など、京都らしい美しい風景が収められている。
映画『古都』は11月26日(土)京都先行、12月3日(土)全国公開。
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(C)川端康成記念會/古都プロジェクト