“真田イヤー”と呼ばれる今年、<映画と舞台が同時期に公開&上演!>という、映画界・演劇界にとって史上初の画期的な試み=世紀のビッグプロジェクトがついに幕を開ける!日本映画最大の超大作として『真田十勇士』が9月22日(木・祝)に全国公開となる。
この度、完成を記念して、新宿モア4番街に『真田十勇士』のシンボルである六文銭があしらわれたレッドカーペット“真田ロード”が出現し、映画の完成を記念したセレモニーイベントが開催された。
主演・猿飛佐助役を務める中村勘九郎、霧隠才蔵役の松坂桃李を始め、個性あふれる“真田十勇士”メンバーの永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健。更に、くノ一・火垂役の大島優子、真田幸村役の加藤雅也や石垣佑磨、そして本作を手掛ける堤幸彦監督と、映画だけにとどまらず日本のエンタテインメント界をもけん引する、総勢14名の超豪華キャストが集結。
セレモニーは勘九郎を始めとした“チーム真田”の面々と堤監督が真田のイメージカラーである赤を基調とした“真田ロード”に登場し、ステージ上に勢ぞろいした“チーム真田”の面々がそれぞれ順々に挨拶をするところから始まった。中村勘九郎と松坂桃李は挨拶の中で「大雨の中のイベントと覚悟していましたがまさかの晴れと言うことで“奇跡”が起こり、天も我らに味方してくれたと思います。」「(この天気は)本当に“奇跡”ですね。」と台風迫りくる中の奇跡の晴れに感嘆をもらした。
”真田ロード”を歩いた感想について勘九郎が「都会の真ん中を馬に乗るなんてすごいことですよ!」と興奮気味に感想を述べると、馬に乗って登場した真田幸村役の加藤雅也は「すごく光栄なことです。皆さんもやってみたらいいですよ。」と“チーム真田”の面々の笑いを誘った。一方で霧隠才蔵役の松坂は撮影中、十勇士が馬と並走するシーンがあり、CGかと思ったが馬のスピードに合わせて並走して走ってほしいと堤監督に言われ、足がパンパンになってしまった思い出を語ると、勘九郎は「ただの平らの道ではなく、草がぼうぼうに生えているところを走るので撮影中に転んでいる人がたくさんいた。」と壮絶な撮影の裏話を語った。
さらに、MCからリオ五輪で様々な団体競技でも日本人選手が輝いていましたが、真田十勇士チームで撮影中に団結して<絆>を感じたところをお聞かせいただけますか?との問いに対して勘九郎は「撮影が過酷な状況だったので団結せざるを得なかったです。必死に寒さ、爆風、火と雨と戦ったメンバーですのでこの絆は何があっても揺るがないですね」と力説すると“チーム真田”の面々も一様にうなずいていた。撮影の合間には寒さに耐えるために暖を取りながら何気ない会話や寒さで口が回らなかった為、早口言葉遊びなどで結束を高めていたようだ。最年少の望月は大先輩方との共演について「本当にみなさんに優しくしていただいたので最後の方は安心して撮影することができました。」と語る様子に大島が満面の笑みを浮かべていた。堤監督はそんなキャスト達の絆について「ちゃんとその絆が撮れているだろうか、と思うくらいの熱量」と“チーム真田”の絆を称え、充実の撮影だったことを伺わせた。
イベントでは、キャスト陣のサインが記載された“真田フラッグ”が勘九郎らによって広げ、満面の笑みで撮影に応じる姿も。最後に堤監督は「やっと出来上がりました。と言いたいところですが、まだCGをいじっております。最後の最後まであがいて努力してより良い作品ができればと思っています。この舞台上に並ぶキャストの熱意が熱く、カメラで何とか捉え、今できる映像技術を全て駆使しております。この作品は盆、暮れ、正月にいっぺんに来たような娯楽大作になっておりますのでぜひ、劇場で体感してください!」まさか過ぎるコメントで締める場面もありながらも天をも味方につけた最高の出陣式となりました。
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『真田十勇士』9月22日(祝・木)全国ロードショー
©2016『真田十勇士』製作委員会