P.N.「えむもり」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-17
少女の純真さ、それ故の危うさ。少年の無垢な恋心。キラキラとした映像で紡がれるその世界と、そこに向き合う大人のキラキラ感が削がれたかのような日常の対比は、ちょっと重くズシンときてしまう。毎日降り注いでいるはずの〝お日さま〟を、心の底まで届かせたい。
ぼくのおひさま
総合評価4.67点、「ぼくのお日さま」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
少女の純真さ、それ故の危うさ。少年の無垢な恋心。キラキラとした映像で紡がれるその世界と、そこに向き合う大人のキラキラ感が削がれたかのような日常の対比は、ちょっと重くズシンときてしまう。毎日降り注いでいるはずの〝お日さま〟を、心の底まで届かせたい。
朴訥な少年の一冬の成長の物語。
さくらが、タクヤの太陽であるならば、月は、心に、傷を持つコーチのストーリー。
それらが、相互に、絡み合い、展開する。
まぁ、商業映画と言うこともあり、池松さんを全面に出した感はある。
社会の偏見への理解を求める演出。
少し、予想外の作品。
あくまで、少年の彼が、主人公。
月の光の様な、タッチ、絵本を紐解く感じ。今開催中のイタリア絵本展を彷彿とさせます。
(毎年足を運んでいます。)絵本みたいな映像が、個人的には、好評価のポイント。
様々な、評価に、分かれそう、
彼の心に、さくら咲く、春は、来たのだろうか?
余白の映画。
脚本、演出、主演の3人、撮影、エンドロール、主題歌が良い。
少女の仄かな恋心と嫉妬と潔癖と決意。
エッジワークの撮り方も秀逸。