P.N.「価値観の考察についての①」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-04-25
『闇』に対する考え価値観です。
宗教や風習や文化、いずれにせよ、死生観が、どうであるかを高層ビルと言う設定で演じた人間のドラマ。
人種差別、格差社会、紛争等を盛り込んだ、世界で起こりうる問題を表現しています。
このような高層ビルモノは、かつては、映画の1つのパニック・アクションのジャンルとしてあり、斬新さもありませんし、この死生観にしても、限定して考える人びとのもの。
死後が、何も無いと考えるのも、死後の世界が、存在すると考えるのも、神様が迎えに来てくれると考えるのも、自分だけが特別と考えるのも、すべては一つと考えるのも。
この作品は、どちらかと言うと消極的、否定的な価値観を露呈し、その価値観で生きる人びとの世界の1つの表現として考察できます。
こう考えるからこう言う世界なんだと理解出来ます。
他人が理解出来ない行動をしても、その価値観を知ることで、それでかと、おおかた、理解出来るものです。