ザ・タワー(2022) 作品情報
ざたわー
様々な人種が暮らすフランスのある団地。ある朝、目覚めたアシタンは、窓の外が“闇”で覆われていることに気づく。その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてなくなってしまう。テレビやラジオの電波は途絶え、携帯電話も圏外だが、なぜか電気と水道は使用可能。原因不明の“闇”により、建物の中に足止めされる住民たち。外の世界と遮断され、閉じ込められたままの彼らは、やがて知り合いや人種ごとに小さなグループを形成していく。徐々に正気を失っていく住人たちの間に争いが生じる中、彼らが選んだ“生きるため”の方法とは……!?
「ザ・タワー(2022)」の解説
謎の“闇”によって外界と隔絶された団地の住人たちが、狂気に囚われていくSFシチュエーション・スリラー。様々な人種が暮らす団地が突然、“闇”に覆われる。そこに投げ入れた物体は消滅し、テレビやラジオの電波も途絶。閉じ込められた住人たちは……。監督は「この世の果て、数多の終焉」のギョーム・ニクルー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年4月12日 |
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キャスト |
監督:ギョーム・ニクルー
出演:アンジェレ・マック ハティック アーメド・アブデル・ラウィ |
配給 | クロックワークス |
制作国 | フランス(2022) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 89分 |
公式サイト | https://klockworx.com/movies/17897/ |
(C) 2022 - Unité - Les films du Worso
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、2件の投稿があります。
P.N.「価値観の考察についての①」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-04-25
『闇』に対する考え価値観です。
宗教や風習や文化、いずれにせよ、死生観が、どうであるかを高層ビルと言う設定で演じた人間のドラマ。
人種差別、格差社会、紛争等を盛り込んだ、世界で起こりうる問題を表現しています。
このような高層ビルモノは、かつては、映画の1つのパニック・アクションのジャンルとしてあり、斬新さもありませんし、この死生観にしても、限定して考える人びとのもの。
死後が、何も無いと考えるのも、死後の世界が、存在すると考えるのも、神様が迎えに来てくれると考えるのも、自分だけが特別と考えるのも、すべては一つと考えるのも。
この作品は、どちらかと言うと消極的、否定的な価値観を露呈し、その価値観で生きる人びとの世界の1つの表現として考察できます。
こう考えるからこう言う世界なんだと理解出来ます。
他人が理解出来ない行動をしても、その価値観を知ることで、それでかと、おおかた、理解出来るものです。