箱男 作品情報
はこおとこ
ダンボールを頭からすっぽりと被り、街中に存在し、一方的に世界を覗き見る“箱男”は、完全な孤立、完全な孤独を得て、社会の螺旋から外れた“本物”の存在だった。カメラマンの“わたし” (永瀬正敏)は、偶然目にした箱男に心を奪われる。自らもダンボールを被り、箱男になろうとするが、本物の箱男になるまでには数々の試練と危険が待ち受けていた。存在を乗っ取ろうとするニセ箱男(浅野忠信)、完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)、“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)らに打ち勝ち、“わたし”は本物の箱男になれるのだろうか……?
「箱男」の解説
ダンボールを頭から被り、一方的に世界を覗き見る“箱男”になろうとする男を描いた安部公房の同名小説を「almost people」の石井岳龍監督が映画化。1997年に製作が決定するもクランク・イン前日に撮影が頓挫していたが、27年越しに実現した。出演は、「GOLDFISH」の永瀬正敏、「モータルコンバット」の浅野忠信、「ひとつの空」の白本彩奈、「せかいのおきく」の佐藤浩市。第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門正式出品作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年8月23日 |
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キャスト |
監督:石井岳龍
原作:安部公房 出演:永瀬正敏 浅野忠信 白本彩奈 佐藤浩市 渋川清彦 中村優子 川瀬陽太 |
配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
制作国 | 日本(2024) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 120分 |
公式サイト | https://happinet-phantom.com/hakootoko/ |
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予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「シュガーベイビーキッド」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-11
どこか懐かしさを感じさせてくれて、そして嬉しさにも似た気持ちも呼び起こしてくれた作品だった。石井監督、そして出演者・スタッフに感謝したい。今の世の中で、このような作り方や見せ方をしてくれる映画が生き続けていることに安堵すると共に、存続のためにこれからも応援したい。