P.N.「吾輩は猫である、名はもたない、」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-21
この作品は、中国の心情を歴史的観点から考察できる作品です。
なぜ、中国が、今の様な態度や政策をとるのか、その根拠が、理解できます。
日本については、『ラスト・エンペラー』よりは、とんでも日本が
改善されているので、まだ、史実に近いのかも知れません?
ただ、この作品は、中国を理解する上では優れた作品です。
映画作品としては、いまいちですが、
むめい
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この作品は、中国の心情を歴史的観点から考察できる作品です。
なぜ、中国が、今の様な態度や政策をとるのか、その根拠が、理解できます。
日本については、『ラスト・エンペラー』よりは、とんでも日本が
改善されているので、まだ、史実に近いのかも知れません?
ただ、この作品は、中国を理解する上では優れた作品です。
映画作品としては、いまいちですが、
時間的にピッタリだったので、トニ-.レオンのノア-ルスパイ物だろうぐらいで鑑賞~時間をこんなにいじくる映画だとは思ってなく完全に物語を把握できてるか不安は残るが~なかなかの出来ではないでしょうか。配信なりでもう一回、観ようと思います!
人間は、石に口を漱ぐ生き物、スパイと言わずとも、無意識に、工作活動をしている。
子供の頃のイジメ、社会に出ても、足の引っ張り合いなど、観察すれば、そんな人間は、よくいる。
石に口を漱ぐと言う言葉も、あながち嘘ではないし、よく人間の本性を言い当ててる。
流れに枕すると言う時、昔、本当に疲れて昼下がりの午後、ふと立ち寄った町で、川沿いに寝そべってうたた寝をしてしまったら、なんだか、身体の細胞が生き返った感覚を覚えた、あながち、流れに枕すると言う言葉も、嘘ではなく、本当に、真理を言い当ている。流石に、二度とうたた寝をする場所ではないことは分かったが、人びとの憩いの散歩コースで、あの時は、必要な時間だった。
猫は、自分の人生を把握している様に、最期は、自ら姿をくらます。
猫は、神の使い手であり、神秘の象徴として、東西を問わず物語に登場する。
俳優も、猫は、演技の見本市の一つになっている。
名はタイを表すと言うが、名をつける、名を名乗る時、人は、無名から、一時、別人格に成れるのである。
人に忠実な犬に対し、人になびかない猫は家になつくとも言う。
家とは、国家、
作品は、これまでの、日本の一方的非難の作風は薄れ、より、鑑賞者が判断できる材料として表現しようとしている様に思う。
まだ、へんてこ日本はあります。芸子と舞妓の混同や、切腹は、短刀なのに、刀など所々に、違和感。
最近は、中国も世代交代なのか、ワン・イーボー、今時な若者が台頭、映画なので仕方ないが、やはり、日本語ははっきりと喋ってほしかった。より、緊張感も増したであろ?
重要ポイントの日本語が、よく聞き取れなく、
何となく推測するしかない。
トニー・レオンの武術を抑えたアクション、なぜ抑える必要があるのか?
中国映画もよく言えば若返ったが、古き伝統を抑え、より老けて見えたトニー・レオンの様になってしまった様にも思う。
鳩の様に、蛇の様に、
犬の様に忠誠心も必要だが、
猫の様に、見えない変化に使える心構えも必要だろう?
変化することこそが唯一替わらないことなのだから。