P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-08-16
本篇のストーリーには眼を開閉する如き虚実混交のきらいが在って,サスペンスドラマとしての整合性から観ると,入れ子状の構成が興味深くもあり,謎或いはMysteryか。ラスト,映画館で見て居る観客そのものへの監督ビクトル・エリセの瞳=眼差しが感じられるスペイン版ニュー・シネマ・パラダイス,フィルムの記憶装置の集大成
ひとみをとじて
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本篇のストーリーには眼を開閉する如き虚実混交のきらいが在って,サスペンスドラマとしての整合性から観ると,入れ子状の構成が興味深くもあり,謎或いはMysteryか。ラスト,映画館で見て居る観客そのものへの監督ビクトル・エリセの瞳=眼差しが感じられるスペイン版ニュー・シネマ・パラダイス,フィルムの記憶装置の集大成
ユーロスペースでのビクトル・エリセ監督特集で見逃していたが,写真を焦点にした構成は短篇映画にも見られたが映画館を舞台にした作りでは映画監督の集大成何だろう!本監督版ニュー・シネマ・パラダイス
ビクトル.エルセ、ミツバチのささやき~私には遠い映画(レンタルで2回は鑑賞)だと思ってました!歳何でしょうか?リオ・ブラボーでアルコール依存症のディ-ンマ-チンが酒を止めて街のために悪漢どもと戦う決意をするシ―ンで唄う歌を映画が撮れない監督が唄うシ―ンで~エルセ監督、遠い存在だと思ってましたが友達じゃんと映画にさらに入り込む~80才超えてますよね~今から映画撮るぞ~作るぞ~宣言でしょ~後はラストまで涙、涙、涙です!
映画館でスクリーンを見上げる感じが少女を観る観客見たいな本篇のスチル写真から犇犇と伝わって来る,ビクトル・エリセ監督の映画愛を見て見たいと予告篇から想う
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失踪した男の娘役が、『ミツバチのささやき』のあの少女です。
スペインを代表する美術館、プラドで、彼女は、働いている設定です。
多くの芸術家に、インスピレーションを与えるプラドの秘宝、ベラスケスの「マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ」は、正に、インスピレーションの源です。
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割りと最近、『ミツバチのささやき』を鑑賞したのですが、子供の頃、鑑賞していたら、あまり理解出来なかったでしょう?
映画は、メッセージを含んだモノが多く、一見、意味不明でも、印象に残るモノがあります。
瞳を閉じて、瞼に絵の浮かぶ作品は、あなたにありますか?
最近のわかりやすいアニメの常連もいいですが、考える力を養う作品、あなたに問う作品も必要です。
スマホの普及で、最近は、俳句や短歌など詠めなくなった大人が増えたのは、考える力が後退したせいでしょう?
あなたに問う、考えるよう促す作品も大切です?
あのチェスの駒に、何も考えなかったのでしょうか?
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長尺の割にエピソードに繋がりがなく散漫な印象だった。
失踪の原因も意外性がなく、何のための映画なのだろう。
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長尺の割にエピソードに繋がりがなく散漫な印象だった。
失踪の原因も意外性がなく、何のための映画なのだろう。
なんだろ、女優さんは、男性ぽいと言われるが、正確には、少女の様に、常に、行動的な存在だと思う。
日本の女優にして舞台俳優の山本陽子さんが、他界されましたが、記事を読んでいると、常に、少女の様に、行動的に活動していた様子が伺えます。
過去の恋も、今思えば、少女の様に、恋をしたのではないかな?
少女の眼差し、
マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャの様に、
私たちが、美しいと見とれる女優さんにして俳優さんは、瞳に、少女の様な、輝きをたたえている様に思います。
日本でも、スペインでも、
少女の様な、輝きをたたえて、ハッと、心の奥底を見透かす、眼差しは、失われつつあるのでしょう?
あなたは、今、人生の終盤、おおての段階だろうか、それとも、行き詰まりのチェックメイトだろうか?
様々な、技法を惜しみ無く提供し、展開して行く作品。
スペインは、まるで、マルガリータ・デ・テレサ・エスパーニャの夢を今も見ているようだ。
まるで、無垢な、少女の瞳を夢見、その眼差しに、釘付けになる。
プラドの秘宝、ベラスケスの作品のように、音楽家や芸術家に、様々なインスパイアーを与えるように、その眼差しは、スペインの夢を紡いで行く。
あなたの人生の映画は、終盤、それとも、行き詰まり、チェックメイトのその時だろうか?
少女よ、もう、瞳を閉じて、
もう、スペインは、その眼差しを失いつつある。