P.N.「たーこ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-04-02
原作も映画の内容も知らないまま観て、心をすっかり掴まれ4回観ました。花ちゃんはもとより志尊くん、花梨ちゃんの演技も素晴らしく泣けました。回を重ねるごとにいろんな気づきがあり、アンさんがキナコの告白を受けた時のシーンはアンさんの胸に秘めた深い思いが伝わり、母親の前で泣くシーンもまた圧巻でした。音楽もシーンに深みを与え素晴らしかったです。最終日に5回目を観る予定です。
ごじゅうにへるつのくじらたち
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原作も映画の内容も知らないまま観て、心をすっかり掴まれ4回観ました。花ちゃんはもとより志尊くん、花梨ちゃんの演技も素晴らしく泣けました。回を重ねるごとにいろんな気づきがあり、アンさんがキナコの告白を受けた時のシーンはアンさんの胸に秘めた深い思いが伝わり、母親の前で泣くシーンもまた圧巻でした。音楽もシーンに深みを与え素晴らしかったです。最終日に5回目を観る予定です。
こんな内容の260㌻もある小説を2時間位にまとめると、サラッと撮ったり、省略したりしてしまう箇所があって、どうしても厚みが無くなる。小説を読んだ時のえげつなさ、悲しさ、つらさが薄い様に思いました。でも杉咲花さんをはじめ出演者の迫真の演技がよかった。特に真飛聖さん、西野七瀬さんのクソ母親役は最高でした。
誰にも聞こえる事の無い52ヘルツで叫ぶ人達の苦悩を描いた作品。
本年度ベスト。
杉咲花さんがメインの作品と思いきや、色んな人達が悩んでいる姿を表現していた作品だった。
親の介護に疲れ命を断とうとした杉咲花さん演じるキナ子。
そのキナ子を救った志尊淳さん演じるアン。
この二人を軸にしたストーリーに加え、色んな人が悩んでいる姿を表現していた感じ。
そんな中で愛情が連鎖して行く感じが素晴らしかった。
キナ子が泣くシーンが多め。
場面毎の泣き方の違いで、その時の感情を表している感じに引き込まれる。
キナ子に親身になって救おうとしたアンが優しすぎるけど、彼も心の中で52ヘルツで叫んでいた事に泣ける。
アンがキナ子に言った
「新しい人生を生きてみよう」
のセリフが本作の本質だった感じ。
このセリフがかなり重たい。
人間って、ひとりでは生きていけない事を表現していた感じの素晴らしい作品だった印象。
観賞後、磯丸水産に行きたくなったのは自分だけではないバズ( ´∀`)