草原に抱かれて 作品情報
そうげんにだかれて
内モンゴルの都会に暮らす電子ミュージシャンのアルス(イデル)。人生に迷う彼の気がかりは、兄夫婦と共に暮らすアルツハイマーを患う母(バドマ)の存在だった。ある日、兄夫婦の家を訪れたアルスは、集合住宅の小さな部屋で、まるで囚人のように一日を過ごす母の変わり果てた姿を目にする。息子の自分を認識できないその様子を見かねたアルスは、母を引き取り、母が求めてやまない故郷に連れ帰ることを決意する。草原で始まる2人だけの生活。だが、母の病状は次第に悪化し、徘徊を繰り返すように。ついにアルスは、迷子にならないように、太い縄で母と自分の体を結びつけると、まるで少女に戻ったかのような母と共に、2人で母の“思い出の木”を探す旅に出る。壮大な草原での伝統的なゲルを使った移動生活の中、徐々に解放されていく母。だが、母には最期の時が近づいていた……。
「草原に抱かれて」の解説
東京国際映画祭を始め、各国の映画祭で話題を集めた中国の内モンゴル自治区出身のチャオ・スーシュエの長編初監督作となるロードムービー。内モンゴルの都会に暮らす電子ミュージシャンのアルスは、認知症を患った母を連れ、“思い出の木”を探す旅に出る。出演はヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作「ウルガ」のバドマ、これが映画初出演となるミュージシャンのイデル。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2023年9月23日 |
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キャスト |
監督:チャオ・スーシュエ
出演:バダマ イダー |
配給 | パンドラ |
制作国 | 中国(2022) |
上映時間 | 96分 |
公式サイト | http://www.pan-dora.co.jp/sougen/ |
予告編動画
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