劇場版 僕とロボコ 作品情報
げきじょうばんぼくとろぼこ

西暦20XX年、超高性能メイド型ロボットOM(オーダーメイド)が一家に一台普及した時代。平凡すぎる小学生・ボンド(声:津田美波)の家にきたのは、家事は何もできないけど『ドラゴンボール』に登場するナッパのような膝ととんでもない戦闘力、そして並外れた承認欲求を併せ持つ自称OM・ロボコ(声:松尾駿)だった。ある日、何者かにより歪められた時空から、王道バトル、本格SFアクション、ラブコメ、昭和ギャグ漫画と全く別の世界線=マルチバースで活躍する様々なロボコたちが集まり……。
「劇場版 僕とロボコ」の解説
『週刊少年ジャンプ』にて連載の漫画を原作に、2022年12月~2023年6月にショートアニメとしてTV放映された『僕とロボコ』の劇場版。何者かにより時空が歪められ、王道バトル、本格SFアクション、ラブコメ、昭和ギャグ漫画と全く別の世界線=マルチバースのロボコたちが集まる。TVアニメ版に続き、『ギャグマンガ日和』を手がけた大地丙太郎が監督。やることなすことハチャメチャながら乙女な面も持つ屈強なメイドロボ・ロボコ役のお笑いコンビ、チョコレートプラネットの松尾駿、ロボコの主人で『週刊少年ジャンプ』をこよなく愛する小学生・平凡人(ボンド)役を津田美波と、おなじみの声優陣が集結。さらに、王道バトルの世界線のロボコの声を『ONE PIECE』『ドラゴンボール』の田中真弓が担当する。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年4月18日 |
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キャスト |
監督:大地丙太郎
原作:宮崎周平 出演(声):松尾駿 津田美波 置鮎龍太郎 武内駿輔 M・A・O 平塚紗依 三石琴乃 後藤恵里菜 田中真弓 千葉繁 上坂すみれ 野沢雅子 長田庄平 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2025) |
上映時間 | 64分 |
公式サイト | https://boku-to-roboco.com/ |
(C)宮崎周平/集英社・僕とロボコ製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「じろう」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-04-21
実に楽しい。劇場映画とは思えない65分という長さも思い切りが良い。笑い倒して一気に観終わってしまった。諸所に隠した罠(?)のような仕掛けに驚き、そして笑い飛ばせる。他有名作品のオマージュであろうギャグはちんぷんかんぷんだったが、とにかく笑えた。主人公の女性ロボット「ロボコ」が、小ズルく執拗で妬みやすいのが良い。人間よりも遥かに人間らしく、まるで自分の明かせない「隠したい自分」を見透かされているようなロボコの言動に心を揺さぶられる。ロボコの包み隠さぬ丸裸の言動が心に刺さる。正直に生きる人間(いやロボットか……)の、なんと勇敢で滑稽なことか。こんなに日本の映画館で大声で笑っていいのだ、と目から鱗が落ち、心が洗われた。孫がクライマックスでロボコと一緒に必殺技を叫んでいた。私も自然と声を出していた。こんな映画体験は、若かった家内と35年前に一緒に観たニュー・シネマ・パラダイス以来である。名作に会えた。