P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-18
知り合いが名画座で掛かって居る本篇を見に行くと云う。黒澤明監督の羅生門を想わせる多視点構想な仕組みの本篇,海外の評判とともに期待の是枝裕和監督の新作何だ
かいぶつ
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知り合いが名画座で掛かって居る本篇を見に行くと云う。黒澤明監督の羅生門を想わせる多視点構想な仕組みの本篇,海外の評判とともに期待の是枝裕和監督の新作何だ
タイトル遊びをキーワードに、人間とは様々なレッテルを他人に貼り、自らも様々なレッテルで生きる心を暴走させる生き物。
メディアが一部の報道で、真実を歪めてしまうように、SNSもまた、その一部の心ない人々により、真実を歪められてしまう。
多様性と言いながら、自らにレッテルを貼るし、差別だ、不平等と言いながら、レッテルを要求する矛盾した生き物。
ソーシャル・メディア、学校、日常生活に至るまで、様々な、矛盾に生きる私たちを描いた作品。
視点が変わると見方が変わるように、人間の見方まで変わる変化を上手に展開させて見せてくれる。
担任の見方が変わると思いますが、彼の信じるモノを世界が提供しただけ、そこを見落としてはいけません。SNSで人を貶める者は自らその責任を負う。自由とは責任を伴う。好い人と言うのも見方で変わるのだと。
だからこそ、子供たちには明るい未来を描いて欲しいですね。別の世界ではない地上にこそ、天国があることを。
自分に嘘をついたら、何処へ行こうとも、世界が、あなたを映し出す鏡となる。自分を騙して生き抜くことはできないことを。
物語に整合性がない。
無責任な学校、無責任な教師、過保護なモンペア、いじめ等今の社会をテーマにした作品。
俳優陣の演技が良すぎて見えない。
難しく感じる人もいるだろうが、この映画の意味が理解できると、ハッとさせられ、自分も怪物になり得る事、見えているものは自分の主観でしかなく、本当は別の側面もあるのかもしれない事。
常識や普通が、他者を傷つけているのかもしれない事。
抱えきれない少年の揺れる心。
考えさせられる。
前半と後半で全く違うストーリーの解釈。
そして、孤独で自分を好きになれない、どこかの誰かのエール。という脚本家の思い。
それが最後のシーンに込められているのか。
悲しくも見えるが、決意と解放、希望に見えた。
素晴らしい傑作。
小さな恋のメロディのラストシーンを思いだした。
火事をスタ-トに母親、教師、子供の視点で描かれる物語!自分を愛するものを守るために怪物に見えてくる大人たち~子供(弱者)は家庭、学校という閉ざされた世界の中で~ボロボロに傷つきギリギリなか過ごしている~人間を辞めた校長が子供と繋がるシ―ンが凄い~ラスト、二人の子供が美しい緑の中を自分のありのままの姿で走る姿が美しい!
やっぱり是枝さんとの相性が良くないらしい。
不完全燃焼
怪物だらけでモヤモヤだらけ
坂元さんの脚本なのにはまらなかった
救いは
1人だけ人間がいたこと
現実の世界には、異星人の侵略も地球の滅亡もありません。アベンジャーズも当然いません。宇宙的に平和な地球の、今のところ割と平和な日本の片隅の話です。それでも人間の心には本当に様々な思いがあるものですね。是枝作品にはいつもそんなことを思わされます。見入ってしまいました。あえて言うなら巻き込まれただけの瑛太が(いい人なのに)ただただ気の毒(笑)。最後に、あまり関係無いですが「三度目の殺人」を観返したいと思いました。結局は何もわからない、でもあのラスト、とても面白かったです。
映画怪物深い作品。履き違え、物事の捉えかた、物事の見方、誤解でもほんとの真実を知ると納得できるし、子ども同士いじめケンカは多少あった。早織ママは息子の湊の為に学校🏫まで行って一生懸命な素晴らしいママ。保利先生も生徒思いの素晴らしい先生。子どもの湊君と依里君も大のなかよし林の中に廃業となった🚌バスの中で二人で無邪気に遊ぶ
シーン子どもらしくってかわいらしかった。ゲームしたりお菓子食べたりそんな良い子ども達。
受賞したという事で私の中でハードルを上げ過ぎました。不完全燃焼でエンドロールを観ていました。
ひとつの視点からでは真実が解らない事を表現した作品。
本年度ベスト級。
小学校のイジメがテーマになってる感じ。
母親目線。先生目線。子供目線の3つの視線で進むストーリー。
この3つの目線が事実が明かされる感じはとても面白かった。
2人の子供の演技が自然でストーリーに引き込まれる中、大人のキャスト陣の安藤サクラさんはじめ、田中裕子さんや永山瑛大さんなども素晴らしい。
映画賞を取る作品って、やっぱり火事や大雨はお約束なのか?
気になりながらの鑑賞で、いまひとつ作品にのめり込めず(笑)
カンヌで脚本賞を受賞しているだけに素晴らしい内容だったけど、自分の心にはあまり刺さらず。
坂本龍一さんの音楽は本作にマッチしていた感じ。
ご冥福をお祈りします。
やっぱり自分はエンタメ性のある映画が好きなのかもしれません( ´∀`)
観れば分かるし、観なけりゃ分からない。
評価、感想を言うのが難し過ぎる作品。思い込みやボタンの掛け違いで真実とは遠くかけ離れてしまったり、時に真逆になってしまったり‥‥‥。
ただ1つだけハッキリ言えるコトは、とある人物だけ何故にこんなにも悲惨過ぎる結果を招いてしまったのか~?謎!というコトである。