P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-10-30
🎦ニュースでタッグを組んで来た編集者トム・クロスが指摘しているが本篇は監督デミアン・チャゼルの集大成,極限迄追い詰める演出力が発揮されて,ラストはジャン・リュック・ゴダール監督の映画史見たいな前衛性も映像美学としてセッション♪
ばびろん
総合評価4点、「バビロン(2022)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
🎦ニュースでタッグを組んで来た編集者トム・クロスが指摘しているが本篇は監督デミアン・チャゼルの集大成,極限迄追い詰める演出力が発揮されて,ラストはジャン・リュック・ゴダール監督の映画史見たいな前衛性も映像美学としてセッション♪
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
チャゼルへの期待が大き過ぎたのかもしれない。
『雨に唄えば』を同時代に観ているマニーはアバターやジュラシックを知らないのだから、あのシーンで製作陣は主題が映画へのオマージュであると表出したことになる。
だとすれば、ギャングのシーンやマニーが幸福な家庭を築いたことを描く必要があるだろうか。
3時間あっという間に過ぎるわ!
早くも、今年度ベスト3に入るね。
最高のエンターテイメント作品。
ハリウッドの全て(栄光と影、表と裏)が詰まった作品で特にマーゴットロビーの演技が光って魅せられました。
ハリウッド映画の舞台裏が見れたのが面白かったしハリウッドの映画の流れ(サイレント映画から今のトーキー映画)も見れたのが良かったです。
バビロン、混乱の中に生きた時代。
手探りで、暗闇から何かを掴み捕るように、光(スポットライト)を求めた時代。
人生は、「家」のようなもの。
それは又、映画のセットと同じである。
壊しては、建て、又、建ては壊す。
そんなことはないって?
あなたは、どうかしている。
故郷の「家」だろうと、あなたが住んでる今の「家」だろうと、永遠は無い。
古い建築物だって、そこにある物語は、一度死んでしまい、新たな住居人により、新たな物語が紡がれる。
人生は、「家」であり、カントリーホーム、「道」であり、蘇りの復活祭である。
壊し建て直し、死して生き返る。
あるがままに、『雨の中に歌えば』、すべては喜びである。
変化する流れに生きるとは、壊し建て直し、死して生き返る復活祭なのだ。
バビロン、混乱して来た?
あるがままに抵抗、抗えば、あなたの人生は、バビロン、
混乱するのだ。
あるがままに、『雨に歌えば』いいのさ。何かになる?何処かに行く?そんな必要は無い。
だって、その場所が、あなたの『家』ホームなんだから。
最初は引いた。けど、観ている内にこの作品にはストーリー性、メッセージ性がちゃんとあるような気がした。