メグレと若い女の死 作品情報
めぐれとわかいおんなのし
1953年、パリ。モンマルトルのヴァンティミーユ広場で、若い女性の刺殺体が発見される。シルクのイブニングドレスが血で真っ赤に染まり、5か所もの執拗な刺し傷があった。事件の捜査を依頼されたメグレ警視(ジェラール・ドパルデュー)は、死体を見ただけで複雑な事件になる予感がした。死体のそばに持ち物などはなにもなく、事件の目撃者もいない。彼女が誰なのか、どんな人物だったのかを知る者もいない。そんななか、彼女を特定する唯一の手掛かりになったのは、若い女性には不釣り合いなほど高級なドレスだった。メグレ警視は捜査を進め、身元不明の彼女がどうして殺されることになったのか、彼女はどんな人生を送ってきたのかを探っていく。メグレ警視は、異常なほどこの事件にのめり込んでいく。一体何か彼をこれほど駆り立てるのか……?
「メグレと若い女の死」の解説
「仕立て屋の恋」のパトリス・ルコントが同作の原作者ジョルジュ・シムノンのミステリー小説を映画化。1953年、ドレスを着た身元不明の若い女性の刺殺体が発見される。所持品も目撃者もない。事件を担当するメグレ警視は、僅かな手がかりをもとに捜査にのめり込んでいく。出演は、「シラノ・ド・ベルジュラック」のジェラール・ドパルデュー、ジャド・ラベスト、「タイピスト!」のメラニー・ベルニエ、「バルバラ セーヌの黒いバラ」のオーロール・クレマン、「ともしび」のアンドレ・ウィルム。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2023年3月17日 |
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キャスト |
監督:パトリス・ルコント
原作:ジョルジュ・シムノン 出演:ジェラール・ドパルデュー ジャド・ラベスト メラニー・ベルニエ オーロール・クレマン アンドレ・ウィルム |
配給 | アンプラグド |
制作国 | フランス(2022) |
上映時間 | 89分 |
公式サイト | https://unpfilm.com/maigret/ |
(C)2021 CINÉ-@ F COMME FILM SND SCOPE PICTURES.
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「観察こそ人生、一事が万事。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-04-04
真実を見つめる事こそ大事で、表面上の事象、出来事が、大切なのではない。
一事が万事塞翁が馬、も、突き詰めれば、陰陽思想に行着くが、何事も油断大敵、一喜一憂するなかれの武士道から受け継がれる日本の精神にも繋がる。
要するに、観察こそ、人生なのだ。
結果は、必ず理由があるのだから、その原因から目を反らしては、何の改善にもならない。
パリの良さを生かした、なんとも日本人にも懐かしい世界、人生の観察者、メグレ警視は、あなた自身でもある。
男性向きかなと思ったら、案外、女性にも楽しめる作品だと思います。
生きること、仕事、家事育児、全般、何事も、観察こそすべて。
スマホのように流される人生でなく、些細な観察こそ、人生を愛で運んでくれます。