P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-27
サスペンス、ラブストーリー、裁判物。ラストでホッとしました。スタッフほとんどが女性というのも面白い。風景と音楽がよかった。雑貨屋の夫婦がめっちゃいい人で癒されました。クズ男はなんで死んだのか気になります。
ざりがにのなくところ
総合評価4点、「ザリガニの鳴くところ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
サスペンス、ラブストーリー、裁判物。ラストでホッとしました。スタッフほとんどが女性というのも面白い。風景と音楽がよかった。雑貨屋の夫婦がめっちゃいい人で癒されました。クズ男はなんで死んだのか気になります。
ミステリーと思いきやメッチャ素敵なラブストーリーだった洋画。
本年度ベスト!
予告編で面白そうなミステリー映画と思って鑑賞。
ちょっと都合が良い感じだったけど素敵なラブストーリーだった。
湿地帯に住むカイヤ。
事情により子供の頃から一人で暮らし、殺人事件の被告人として裁判にかけられる展開。
裁判とカイヤの幼少期からのストーリーが同時進行。
出だしの風景に引き込まれる。
とにかく湿地帯の風景が美しい。
学校にも行けず絵を書くことが趣味のカイヤ。
知り合った男性から文字の書き方などを教わりながら良い感じに。
殺人犯と疑われる法廷のシーンとラブストーリーが同時進行する展開が新鮮で引き込まれる。
雑貨屋の夫婦が優しい反面、殺された男がクソ過ぎる。
カイヤの生涯を表現したストーリーで壮絶な人生だった感じ。
ザリガニがどの様に鳴くのか?
気にしながら鑑賞してました( ´∀`)
このミステリーは、取り残された少女の意味にも繋がります。
なぜ、彼女だげ?
また、彼女だからこそ、
作品は、そのポイントより、「ザリガニの鳴くところ」「湿地の娘」みたいな部分に重点が置かれるので、作品本来の詩的な魅力が薄くなり、淡い恋心と女心の闇的な作品に仕上っており、よくできてはいますが、何か物足りないのは、詩的な世界を掘り下げ切れていないところ。
この作品は、未学習の少女が、言葉の深み重みを理解し、正に、表現して行く、湿地のポエトリーなのです。
多くの人は、言葉に、深み、重みを与えません。
なぜなら、詩的な世界に慣れ親しんでないから。
誰よりも、言葉の深み、重みを知る彼女だからこそ、語る言葉に、力が宿るのです。
タイトルや彼女の生い立ちより、詩的な作品として、鑑賞すると、原作のミステリーはより意味を持ちます。