P.N.「尾道ほのぼのムービー」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2022-12-13
限られた時間、空間、そんな設定とピッタリの映画。
今時の、器用なようで、不器用な若者を描いた作品。
なんだが、大事なところで、煮え切らない陽平、煮え切らないまま、亡くなった愛助。
波長が、合う二人。
人の痛みや悲しみ、本音を聞こうとさえしないで、ただ、何となく生きてきた陽平。
愛助と言う、本来は、見えない存在によって、見えなかった世界が広がる。
世の中に、無駄な物事はない。
愛助には、未練を断ち切り、陽平には、成長し、次のステップへ。
若者の内面が、見事に描かれた、幽霊系、けれど、ほのぼの、少し、ファンタジーな落ちで。
尾道には、青春が、良く似合う。