イニシェリン島の精霊 感想・レビュー 3件

いにしぇりんとうのせいれい

総合評価4点、「イニシェリン島の精霊」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「bogi」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-03-05

妹とドミニク以外は不可解な奴らで、争いは理由もなく発生し、応酬が続く。
つまり、人間はそんな戦争を繰り返し、時に楽しむかのよう。
無垢な善人は、逃げるか死ぬしかない。

P.N.「厚顔無恥と慇懃無礼、ノミネートの考察。」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-02-16

ノミネートを機にどの辺かなと興味をそそりますね。

これは、タイトルを皮肉った映画と言える。

決して、否定する訳ではなく、人間の愚かさ、それは、大切な何かを忘れてしまったこと。

過去として、古くさいとして、視界から追いやろうとしていたものこそ実は、大切もの。

ブラック・ジョークの果てに、人間が、否定して来たものに大切なものが、潜んでいる。

ワンパターンな生き方しかできない愚かな厚顔無恥な聞く耳の無い人間。

高飛車に、気取り、
自己満足の理想論を掲げる慇懃無礼な鼻に付く人間。

その人間が、いざこざ、戦争、あらゆる問題を巻き起こす。

このテーマは、世界の様々な国々の問題にも当てはまる。

兄に、妹が、「○○なの?」の台詞。

何が大切なのか?

常に、問いかけながら、真理に耳を傾けながら謙虚に感謝の精神の上に生きなかったら、人間は、争いは絶えないのは明らか。

人間は、考える葦であり、ながらスマホのように流されやすい迷える子羊、がしかし、考える力が有れば強くも生きれる生き物である。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-01-30

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

壊れた友情の中にも相手を思いやる気持ちがある不思議な映画。
本年度ベスト!

美しい風景とスローテンポの心地よい音楽が流れる中、二人の男の理不尽な争いがハンパなかった。

アイルランドの小島。
イニシェリン島。
本土で内戦が勃発する中、他人事の様にのんびりと生活する島の住人。

出だしからコルムがパードリックに絶縁を申し出る展開。
理由は不明。
コルムがパードリックに自分に関わると自分の指を切り落とすと通告。
全く意味不明だけど有言実行。

コルムがそうなった原因が全く解らずストレス発生。

これは本土での内戦(戦争)と男同士の争いを対比させていた感じ。
理由が良く解らず戦争が勃発。
争いが徐々にエスカレート。
理由も解らずに終戦。
喧嘩ってこんな感じと自分的に解釈(笑)
そんな中でもお互いを思いやるシーンが切なくも良かった。

戦争は相手を思いやる気持ちがあるのか?
気になるところ。
これが本作のメッセージと自分なりに解釈。

コルムの愛犬。
頭が良すぎです( ´∀`)

最終更新日:2024-11-06 17:06:17

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