P.N.「bogi」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-03-05
妹とドミニク以外は不可解な奴らで、争いは理由もなく発生し、応酬が続く。
つまり、人間はそんな戦争を繰り返し、時に楽しむかのよう。
無垢な善人は、逃げるか死ぬしかない。
いにしぇりんとうのせいれい
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妹とドミニク以外は不可解な奴らで、争いは理由もなく発生し、応酬が続く。
つまり、人間はそんな戦争を繰り返し、時に楽しむかのよう。
無垢な善人は、逃げるか死ぬしかない。
ノミネートを機にどの辺かなと興味をそそりますね。
これは、タイトルを皮肉った映画と言える。
決して、否定する訳ではなく、人間の愚かさ、それは、大切な何かを忘れてしまったこと。
過去として、古くさいとして、視界から追いやろうとしていたものこそ実は、大切もの。
ブラック・ジョークの果てに、人間が、否定して来たものに大切なものが、潜んでいる。
ワンパターンな生き方しかできない愚かな厚顔無恥な聞く耳の無い人間。
高飛車に、気取り、
自己満足の理想論を掲げる慇懃無礼な鼻に付く人間。
その人間が、いざこざ、戦争、あらゆる問題を巻き起こす。
このテーマは、世界の様々な国々の問題にも当てはまる。
兄に、妹が、「○○なの?」の台詞。
何が大切なのか?
常に、問いかけながら、真理に耳を傾けながら謙虚に感謝の精神の上に生きなかったら、人間は、争いは絶えないのは明らか。
人間は、考える葦であり、ながらスマホのように流されやすい迷える子羊、がしかし、考える力が有れば強くも生きれる生き物である。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
壊れた友情の中にも相手を思いやる気持ちがある不思議な映画。
本年度ベスト!
美しい風景とスローテンポの心地よい音楽が流れる中、二人の男の理不尽な争いがハンパなかった。
アイルランドの小島。
イニシェリン島。
本土で内戦が勃発する中、他人事の様にのんびりと生活する島の住人。
出だしからコルムがパードリックに絶縁を申し出る展開。
理由は不明。
コルムがパードリックに自分に関わると自分の指を切り落とすと通告。
全く意味不明だけど有言実行。
コルムがそうなった原因が全く解らずストレス発生。
これは本土での内戦(戦争)と男同士の争いを対比させていた感じ。
理由が良く解らず戦争が勃発。
争いが徐々にエスカレート。
理由も解らずに終戦。
喧嘩ってこんな感じと自分的に解釈(笑)
そんな中でもお互いを思いやるシーンが切なくも良かった。
戦争は相手を思いやる気持ちがあるのか?
気になるところ。
これが本作のメッセージと自分なりに解釈。
コルムの愛犬。
頭が良すぎです( ´∀`)