P.N.「閃きは精巧なガラス細工」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2022-10-05
朝目覚めると手に取るような精密なリアル感、さっき見た夢が、嘘の様に、思考から消え去る如く、閃きもまた、日常を取り戻すと後退する。
閃きは、ハッキリとクリアーで実体があるが如く、がしかし、取り扱いを誤れば精巧なガラス細工のように一瞬にして砕け散る。
すべては縁起、ご縁で起きる。
生かすも殺すも本人次第。
様々な出会い出来事もなにかしらの閃きとご縁であり、
それを自覚してどう調理するかで、いかようにも変化する。
サルツマン監督は、閃きを大切にし行動を起こした。
かと言って、娘さんの様に信じない人もいる。
世の中の喧騒に自らの閃きは掻き消され、閃きに注意を払わない人間が多いのである。
スマホを相手にしても見つからない、日常から離れて、心を落ち着かせて始めて分かる物語である。
そして、行動を起こした時、実現する。
変わらない人間は、常に、思考も口から出る言葉も不満ばかりだ。
閃きは精巧だが、人間の偏った考えは失敗が多い。